青白き雪の火が我のために暗がりを照らす
心も半ば朦朧として迷い
ここまで森が迫ってきたとは思わなんだ──
松と黒き糸杉が鬱蒼と生い茂る
眠りよりも暗く 神秘を孕んで沈黙するは
彼方なる死の如し そこでは夢の探求も尽き果てぬ
うねる洞窟は深まるも 我は森を進み行く
そして昔日からの期待にて立ち止まる
青白き雪の火が我のために暗がりを照らす……
されど かつて風が妙なる調べを奏でて枝を押しのけ
星々の明かりを招き入れたるところには
黒き静寂があるばかり すべてが奇妙に盲いたる
海原の下にて夜が更けゆくが如し──
時に屠られたる夢の沈黙にて満ちたり