原子力の村「東海村」を走った


 『大正12(1923)年6月18日、鉄道省と内務省は、村松軌道株式会社に、石神駅と村松間にガソリン自動車軌道敷設の許可状を下付した。』
 今では「原子力の村」で知られる村松村に、常磐線の石神駅(現在のJR東海駅)から風光明媚な村松海岸(そこには日本3大虚空蔵尊の一つと言われる「村松虚空蔵尊」があって、子供が十三歳になった年に『十三詣り』の儀式が行われていた。)へアクセスする軌道が計画されていました。
 それが「村松軌道」でした。
 今回の「廃線跡」の旅はJR常磐線「東海駅」(いしがみ駅)から「あこぎがうら」までの約四キロの旅でした。