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カナダ旅行計画のポイント 旅行のタイプ まず、旅行計画の方法は4つ考えられ、 1. パッケージツアー 2. セレクト型パッケージツアー 3. セミ個人旅行(企画手配旅行) 4. 個人旅行 である。 1は旅行会社が企画する旅行で日程・移動手段・ホテル・現地観光など全て決められていて参加者はそれに従って旅行するもので、メリットは楽で安価であること、デメリットは時間が限られているため慌ただしい、自由が利かない、希望するプランが見つからないなどである。 2は1の中で例えば好きなホテルをセレクトできるだとか、現地観光については好きなものをセレクトできるというもの。メリットは楽で選択の幅がややある。デメリットは1と同じ。 3はだいたいの行き先や日程、ホテルのランクなどを自分で考え、個人旅行取り扱い会社に希望を具体的な旅行計画として完全なものにしてもらい、手配等もしてもらうというもの。無駄のない希望通りのプランになり、手配等は会社に任せられるので比較的楽であるが、やや費用が高くなる場合もある。 4は計画から手配まで全て自分で行うもの。これは本当に自分の旅行となる。チケットやホテルの手配を直接行う楽しみもあるが、言葉の違いでの苦労や個人では予約を受け付けてくれない、予約がうまく取れていなかったといった危険性もある。 私が次回カナダ旅行を計画するとすれば3を選ぶであろう。理由はレンタカーを利用したいからと、手配は自分でうまくやれる自信がないから・・・である。前回の旅行はパッケージツアーだったので自分がもっと長く見たい、もっと奥地まで行ってみたいというようなわがままは当然言えないのである。そんなストレスを感じることなく、自由に行動できるとなればレンタカーが一番いい。とりわけカナディアンロッキーは景色の美しいポイントがたくさんあって、いわゆる観光名所でなくても絵になるところが多い。どの絵葉書にも出てこない、自分だけのベストビューポイントを探せるのもレンタカーならではだ。またカナダの主要道路は道幅も広いし、見通しも良いので運転しやすい(しかし、あまりにも広大すぎて前方の車との距離感がつかめず、しばしば衝突事故があったらしい。現在ではエンジンをかけると自動的にライトが点く仕組みになっていて事故を防いでいる)。 セミ個人旅行の場合、費用が割高になると言われるが、早めに予約するとか時期をピークから外す、無駄な送迎は頼まない等、工夫次第でパッケージツアーとそれほど変わらない料金を提示してくれる。 ただし、パッケージツアーを利用すると、我々が経験したような不測の事態(テロ、天災など)が起こった場合は非常に心強い。現地社員が客の安全確保に総動員であたってくれる。足留めされた時のホテルの手配や現場の状況等、個人では情報収集が困難な場合であっても会社であれば手に入ることが多い。 行程のタイプ 行程のタイプとしては 1. 滞在型 2. 周遊型 に分けられる。 滞在型は目的地が1〜2か所と少ないもの、周遊型は多くの地域をまわるものである。カナダを旅行する場合、私的には滞在型が良いと思う。なぜならば、カナダはとても広いからだ。例えば、トロントに行きナイアガラ滝を観光した後、カナディアンロッキー観光、バンクーバー観光を経て帰国というような周遊型プランにすると、限られた旅行期間に占める移動時間の割合が多くなってしまう。これでは「観光旅行」なんだか「移動旅行」なんだかわからなくなってくる。ハイライトシーンだけ見られればそれでいい というなら話は別だが、日常生活の慌ただしさから解放されて旅に出ているのだから、旅行まで慌ただしくすることはないのではなかろうか? したがって、ナイアガラ滝やモントリオール等の東海岸、カナディアンロッキーやバンクーバー等の西海岸は別々に旅行するのが良いと思う。前述したが、カナディアンロッキーは見どころが多い。ここをただバスの車窓から眺めるだけなんてもったいない。時間をかけて味わうべきである。 その他 海外旅行損害保険は当然入っておくべきで、特約もよく見ておいた方がよい。我々は保険には入っていたが特約は付けていなかった。テロ発生によって滞在が延長した分の宿泊費は保険からは出ない。ところが、プラス数百円の特約に入っておけば延長の宿泊費がおりたらしいのである。一般的にテロや天災等では保険がおりないと思っていたがあの時は特例だったのかもしれない。いずれにしろ、内容をよく読んで検討しておくのも旅行に行く際の基本である。 |
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