里親詐欺について
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里親詐欺とは、里親を捜している方から、以下の目的のために動物を騙し取る人々のことです。
- 実験動物として販売する目的
- 三味線の皮として販売する目的
- 虐待目的
里親に応募して猫(犬)を騙し取る行為は、非常に巧妙になってきており、家族連れで模範的里親を演じることもあります。詐欺事件は立件が難しく、大きな事件にならない限り警察は動きません。詐欺は未然防止が最も大事です。下記は、里親詐欺の一般的傾向としてこちらで調べたことです。条件に当てはまるからといって、必ずしも里親詐欺というわけではありません。
狙われやすい方
- 里親詐欺について知らない方
- 文書などから、あせって探していることがわかる方
保健所に連れていくとか、これ以上保護不可能ですとか記載されている。
- お届けをしない方
希望する条件の特徴
- 複数の猫がいれば、複数希望する
- 多頭飼いの家庭に、さらに猫を希望する
- 何頭も過去に猫を貰った形跡があるのに、希望する
住所と電話番号について
- 携帯電話の番号しか教えない、頻繁に携帯の番号が変わる
- 住所が虚偽
- 親や友人が欲しがっている、田舎で飼う、ほかの場所で飼う、引っ越し先で飼うなどと話し、住居の確認が取れない
- 遠方で確認しずらい住居を指定する
お届けについて
- お届けは通常拒否する
- お届けを受け入れても、家にあがることを拒否する
- お届けにいったら、里親さんの名前と表札が違う
業者の特徴
- セミプロもしくはプロの犯行で、実態が表にでずらい
- 家族連れの模範的な里親を演じることがあり、誠実な里親さんとの見分けがしづらい
- 保護団体を名乗り、安い料金で里親探しを請け負うこともある
- 警察に逮捕されて判明したことがある
- 法律を熟知している
- 引き渡しをせかす
その他の特徴
- 個人情報、特に職場や家族を知られることを嫌がる
- 居住地近辺で虐待情報があったりする
- 餌やり場所、捨て猫禁止の看板のある場所に出現する
里親詐欺を防ぐために
怪しいと思ったときは
- 自宅へ電話する
- NTTへ問い合わせをする
- 居住地を訪問してみて、住居を確認する
- 遠方の場合、郵便局の本人限定郵便(宅配料金+100円)の利用
郵便局が身分証明書の呈示を求め本人を確認してから、書類を渡します。
- 怪しい人物の住所にある交番や警察署に、最近管轄地区で動物虐待事件や猫さらい事件が起きていないか聞く
- インターネットで情報を探す
該当地区の議会議事録なども参考になります
- 騙されたと思ったときは、弁護士、信頼のおける探偵事務所(興信所ではありません)に、相談する
その他
- 届けた当日でも、おかしいと思ったら渡さないことをお勧めします
後で裁判をおこしたり、刑事告訴する方が、新たに里親さんを探すより余程大変で費用もかかります
- 契約書を交わす
怪しいと思わなくても、1、2度会っただけでどのような人物か判断することは不可能ですので、基本的に里親詐欺防止のための契約書は交わすことをお勧めします。
- 詐欺罪ではなく、窃盗罪で告訴出来るように、仮里親期間の所有権が元親にあることを契約書に明記することをお勧めします。
実験動物・三味線と里親詐欺
- 動物実験は、精度が高いことが必要なので、病気のない身元の確かな猫しか使われない。だから、里親詐欺で騙し取られた猫が、実験動物に使用されることはありえないという方がいます。本当にそうでしょうか?
- それではなぜ病気の猫が多い、保健所から譲渡を受けていたのでしょう? 猫エイズ・猫白血病・コロナの検査だけでも1万はします。税金を使って検査してから譲渡していたのでしょうか?
- 実験動物には、精度が高くなくてかまわないものがあります。
- 皆、猫の幸せを願って、時間をかけ費用をかけ里親探しをしています。里親さんが見つかるまで、1年以上かかることもあり、費用は15万を越えるときもあります。実験動物として惨い死に方をさせるために、里親探しをしているわけではありません。
- 里親詐欺で騙し取られた猫を、実験や三味線の皮に使用していた事実があれば、このような業者より、猫を仕入れていた大学、会社、業者などの社会的責任は極めて重大です。