目下の所、自己最小豆本
2004年11月に、私が通っている本の修復講座(現在はNPO)が大阪のギャラリーで展覧会を催しました。
その時に販売用に出品した豆本です。3冊ともめでたく売れました。
背や小口の革は、いっちょまえに本物です。マーブル紙も大きい方の2冊は印刷ではなく本物です。
18世紀スタイルの製本様式で、花布(ハードカバー本は背の上下に無地か縞模様の布がついてますね、
書棚から取り出す時に指がひっかかる所に。あれです)は手編みしました。
豆本はプレス機が無くてもなんとかできてしまうし、手軽に作れて満足度は高いのです。
使う材料が少ないぶん、失敗したときの落ち込みも小さくて済みますし。
茶色い背革のものが今の所自己最小豆本ですが、これより小さくすると、本らしさというか手にとった時の楽しさが無くなりそうなので、これ以上の小ささは追求しないつもりです。

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