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母乳はママからの最高の贈り物
ママの体でつくられる母乳は、赤ちゃんのとって、最高の栄養です。母乳は、赤ちゃんを病気から守る免疫があります。赤ちゃんには免疫をつくる力が十分ではないので、母乳を通して、免疫をもらう必要があります。昔からよく、「母乳を飲む子は風邪をひかない」と言われるのは、このためです。
また、母乳はママの肌に直接触れて、ママに抱っこされて飲むので、ママと赤ちゃんのスキンシップにもなります。ママも大好きなパパに抱きしめられたら、どんなに嬉しいことでしょう!赤ちゃんも同じなのです。
母乳の流れ
分娩後、最初に出る、濃い黄色の母乳が「初乳」です。「初乳」には病気に対する免疫物質がとくに多く含まれているので、赤ちゃんに飲ませてあげることをおススメします。
「初乳」のあとに出る母乳は、「移行乳」→「成乳」となっていきます。
たくさん母乳を出すためには

@母乳が本格的に出るようになるには、少し時間がかかるようです。出産してすぐにたくさん出るようにはなりません。最初はなかなか出なくても、決してあきらめずに根気よく続けて、赤ちゃんに飲ませてあげてください。時間をあけずに、赤ちゃんが泣いたら吸わせる。吸わせて、吸わせて、吸わせて、を続けてみてください。

A1日3食、バランスのとれた食事を心がけること。ケーキやチョコレート、スナック菓子は禁物!母乳には、ママが食べたものが直接うつっています。赤ちゃんの肌荒れの原因のひとつにもなったりもします。

B休息は十分にとりましょう!母乳は、ママの体が疲れていると、出が悪くなります。睡眠を十分にとって、ストレスをためないこと。

C水分をたくさんとりましょう。赤ちゃんに母乳を飲ませると、ママの体の水分は少なくなってしまいます。水分がなくなると、ママのお肌はカサカサになってしまいます。水分を十分にとって、体を潤わせましょう!


母乳を飲ませる時間

育児書などによく、「母乳は片方ずつ5分〜10分ぐらいずつ飲ませる」と書いてあります。これは母乳がたくさん出ている人の場合であって、みんながみんなそうとは限りません。とくに初めて母乳をあげるママは、母乳を片方ずつ5分で、計10分で飲ませることはなかなかできることではありません。赤ちゃんが飲みたい分だけ、30分でも1時間でもかかってでも、母乳を飲ませてあげていいと思います。生まれたばかりの赤ちゃんは、母乳を飲むのが下手くそです。だから、最初はどうしても時間がかかってしまいます。時がたてば、赤ちゃんも母乳の飲み方が上手になってきます。そうすると、授乳時間も短くなってきます。
母乳を飲ませてあげられるのも、ほんの一時のこと。その時間を大切にして、赤ちゃんとの授乳時間を楽しんでみてください。

げっぷのコツ
母乳はミルクと違って、あまり空気が入らないのか、げっぷが出にくいような気がします。
げっぷをさせるコツとしては、ママの肩に赤ちゃんの胃がくるように抱いて、背中をやさしくトントンしてみたり、背中を下から上に、軽くさすってあげます。
どうしてもげっぷが出ないときは、赤ちゃんの背中に、タオルを棒状に巻いたものを入れてあげて、横向きで寝かせてあげます。これは、母乳をもどしたときに、気道に入るのを防ぐためです。

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