ボディマウントカプラーを台車マウントに






開発の経緯



 ボディマウント用ポケットの開発が思うとおりに進まないことに不満を募らせていた技術部長。久方ぶりに新規資材を取り寄せることが出来たようです。どうやら製品のボディマウントカプラーを用意してもらえたようです。早速取り付けて試験です。車体に直付することは出来ませんので、ボディマウント用ポケットの台座を参考に、取付台座を新規に製作します。さて、どんな感じでしょう。高さはいい感じにバッファの下です。で…、首が振れない…。カプラーの首振り角度が全く足りていません。ならばと首振り角を拡大する方法を研究してみるも、あえなく失敗。そもそも、カプラーの前後位置を規定位置にすると、カプラーポケット後端が台車のカプラーポケット跡に嵌り込んでしまっています。他にもあちこち干渉します。これでは使い物にならないではないか…。
 …。
 これって、台車のポケット跡にこのカプラーを接続したらどうなるんだろうか…?




試作開始


 早速やっちゃいましょう。

 台車もカプラーポケットも接着剤が効かない素材だから…、何とかしてカプラー付属のビスで固定したい…。ん、ボディマウントカプラーのネジ穴、台車のカプラー回転軸の位置と同じところに来ていないかい? あ、確か元のカプラーカバーにはカプラー回転軸のところに固定用の穴が空いていたな。この穴に止められるだろうか? ちょっと緩いけど、位置は悪くないか。


 さすがにそのままでは固定が緩すぎるので、プラの小片を用いることにしました。後は、ポケット後部と台車との干渉する部分を互いに少しずつ削ってカプラーが水平に突き出るようにしておきます。それではR145の試験を。
 


 どうやら、ほぼ問題なく通過できるようです。プラの小片がバッファ基部にわずかながら干渉しているようなので、もう少し削っておく必要がありそうです。

 





 意外なほど確実に動作しているのですが、台車側の加工が面倒なのが難点です。何か他にいい方法は無いものでしょうか。とりあえず、ボディマウントカプラーを買い増ししておこうかな…。










 以後、放置…。