グラフィックデザイン&DTP
「旅の友」(1)

 私は1993年10月に共立印刷株式会社に入社し、SIC事業部のクリエイティブ部にアートディレクターとして配属されました。そこは近畿日本ツーリストの旅行情報月刊誌「旅の友」の発行をメインとする部署でした。私は当時アナログだったこの媒体をデジタル化し、かつ商品情報を自動組版化するプロジェクトに参加しました。
 まだアナログが一般的だった時代に、組版機を利用してトータルなプロセスで雑誌を作るのは大変なことでした。プロジェクトは難航を極め、多くの脱落者を出しましたが、1994年11月号を第一号として完成させ、このメソッドが後に拡大される多くの販売用媒体のスタンダードとなりました。

「旅の友」首都圏版の表紙。B5判。読者参加型の企画が多く、表紙も読者の旅行に同行取材して撮影するものでした。

カセットと呼ばれる商品部分は自動組版により商品別に単独のデータで作られていました。それをEPSの画像書き出しをして、マッキントッシュのクォークによるレイアウトデータに貼るという手法で作られていました。

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