飛鳥京跡第151次調査−内郭中枢の調査−
飛鳥京跡第152次調査
島庄遺跡 現地説明会

明日香には様々な宮が置かれましたが、 その中でも最も新しく大規模な天武・持統天皇の飛鳥浄御原宮の内郭の調査において、 正殿級の建物跡とその前に広がる石敷広場、建物横に造られた池状遺構が発見されました。 2004.3.13 に行なわれた現地説明会の様子です。

[現地説明会の写真1]
調査区画を北西から見た様子。手前左側が建物跡(建物の南西部分1/4)、手前右側が池状遺構。

飛鳥の宮殿地域と飛鳥寺との間にある未だ発掘調査が進んでいない地域からは 石組溝と掘立柱塀が発見されました。

[現地説明会の写真2]
遺構を南東から見た様子。向こうに甘樫丘が。

石舞台古墳のそばに広がる島庄遺跡は、 蘇我馬子の邸宅や草壁皇子の嶋宮が存在していたとされる地域にあり、 建物が存在していた時期もその時代に重なることから関連が期待されます。

[現地説明会の写真3]
遺構を北から見た様子。黄色いテープは7世紀前半と推定される大型建物跡。 青色のテープは7世紀後半と推定される建物跡。


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