黒塚古墳現地説明会写真集


三角縁神獣鏡が32面も出土した天理市柳本町にある黒塚古墳の 現地説明会が1998年1/17・1/18の午前10時〜午後3時に予定され、 18日は天気が悪いという予報と日曜日なので人が多いのではという予測から、 17日に見にいく。
増発されたJR桜井線で11時前に柳本駅到着。
[行列の写真]

長蛇の列 (^^;
左上の木立のあるところ(わかりにくいですが)が古墳。


まず、列の最後尾がどこにあるかを探すことから開始。 以後、延々と古墳にたどり着くまで行列の中に。
頭上を取材ヘリが数機旋回。阪神・淡路大震災でヘリが何機も低空飛行し、 その騒音と振動とで被災者の怒りをかったのがよくわかる。
[古墳の写真]
黒塚古墳の後円部
全長約130mの前方後円墳。三世紀後半から四世紀前半と考えられている。


古墳の手前の公園で説明会資料が配られる。カラー印刷のまるで写真集のような資料。 ずいぶん金をかけたものだ。
公園に入ってからもさらに延々と待ち、2時過ぎにやっと石室到着。\(^^)/
[石室南東側からの写真]
石室の南東側から
石室内の中央に小さく見えるのが棺内に置かれた画文帯神獣鏡。
北側(上)や西側(左)にあるのが棺外に置かれた三角縁神獣鏡。


[石室北側からの写真]
石室の北側から
北東側(左下)にある三角縁神獣鏡は外から鏡背(文様のある面)が見える。
北側(下)に一枚だけあるのは三角縁神獣鏡の一種の波文帯盤竜鏡。


[石室西側からの写真]
石室の西側から
東側(上)にある三角縁神獣鏡が見えている。三角縁神獣鏡はいずれも 鏡面(文様のない面)を木棺側に向けて置かれたと考えられている。
鏡の周りには刀剣類などの鉄製品。


「立ち止まらないでください」と言われるので、石室を見ていられたのは わずか2〜3分。(;_;) 行列が短ければもう一度並びたかった…

17日の説明会は結局、最高約4時間待ちで午前8時半から午後6時半過ぎまで続く ナイター説明会になったとか。
18日の説明会は雨のため午前8時40分〜正午になってしまったらしい。
鏡は取り出されて橿原かどこかで特別公開されることでしょう。

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