(1997.12.6 の日記風に)
上小野温泉(ここもすべすべしてくるお湯)に入った後、 看板に従って奥熊野温泉ホテルアイリスヒルズに向かう。 看板の「女神の湯」というネーミングがどうも怪しげ。 たどりついた先にあったのは、やってるのかやってないのかわからないような 古びた国民宿舎のような怪しげな建物。おまけに玄関先には なぜか鳥小屋(現在はなくなっている)。とりあえず中に入ってみる。 電気はついてないし、誰もいない。大声で呼んでみると、 右奥から普段着のおっちゃんが出てきた(ますます怪しい)。 入浴をお願いすると、しばらく待ってほしいと言われたので待つ。
入浴できるようになったとのことで、浴室へ向かう。 廊下には下にあるキャンプ場などを撮った大量の写真が張り出してあって、 さらに怪しい。服を脱いで浴室に入ってみると、タイル張りの 何のへんてつもない小さめの浴室。無色透明無臭のお湯を見て、 絶望は頂点に達し、さっさと帰ろうと思った。
かけ湯をして湯船へ。んん??? 即ぬるぬる。 体中をさすってみる。全身ぬるぬる。おおっ!これはすごいっ!(^o^) 顔を洗ってもぬるぬる。ここまでぬるぬるするところは 今まで入ったことがない。楽しくて体中を触りまくる(笑)。 しかし世の中にはいろんな温泉があるもんだ。
服を着て、ロビーに出てくると、ポリ容器に源泉が入れてあって、 試飲できるようになっていたので飲んでみる。ずいぶん濃いものだ。 アトピーに効くとかで販売されていた。 超一級のお湯に入浴できた喜びを胸に、帰路につく。
以後、温泉メーリングリストのメンバーが評判を聞いて続々と訪れているようですが、 子供が来ている時には危険防止のため(すべりやすいので) 加水して薄めているためにイマイチという感想を抱いて帰る人もいるようです。
(追記:ホテルアイリスヒルズは2002年4月に閉館したものの、下にあるキャンプ場で入浴可能です。)