ここには昔から塩辛い水の出る井戸があり、 地元の人々に「塩」の井戸として利用され続けていたようですが、 最近になって浴室とボイラーが設置され、温泉として入浴できるようになりました。
集落から狭い道を神社の方に進んでいくと、仮設のような建物と
井戸とプレハブ小屋が現われます。プレハブ小屋の中にいる
地元の方にお金を払います。
(どこから来たか尋ねられたので「奈良から」と答えると驚いておられましたが、
全国から温泉好きが訪れるようになったので、今は北海道か沖縄ぐらいからでないと
驚いてもらえないかも。^_^)
男湯の中には妙な形をしたステンレス槽と、向こう側には布袋様が… お湯は茶色に濁り、飲むと強い苦味と塩味があります。 この付近に多いナトリウム・カルシウム−塩化物泉ではないかと 思われますが、他の温泉に負けないぐらいの良質のお湯です。 建物は仮設ですが、それなりに手を加えられた浴室で、 地元の人々の温泉に対する愛情が感じられます。
(現在は、男湯・女湯共に木の湯船になったようです。)