1. ISOとは(国際的な規格の統一化)

 海外へ行った経験のある方は電気のコンセントが異なっていて、日本の電化製品を使えないのはご存知かと思います。
 国によって電圧、周波数、コンセントの形状が異なるからです。
 短期の旅行なら我慢ができますが、長期での滞在、或いは製品の輸出入を行おうとすると、大きな障害となります。これは、電気に限ったことではありません。

 現在、国際化が叫ばれる中、規格を統一化しようとする動きが出てくるのは当然の事でしょう。
このような要求の中でISOが設立されました。 

 電気に関してはIECが、それ以外をISOが規格の標準化を進めています。

 ISOは初めてISO9001/14001としてマネジメントシステムの規格制定を進め、ISO9001はベストセラーとなり各国で認証取得が増加しています。
   

1.1 国際的な規格標準化の流れ

  (1)1875年:メートル条約

 (2)1908年:国際電気標準会議(IEC)設立

 (3)1928年:万国規格統一協会(ISA)設立(電気以外の規格標準化) 第二次世界大戦で休止。

 (4)1947年:国際標準化機構(ISO)設立(電気以外 の規格標準化)
   

1.2 ISO
    (
国際標準化機構International Organization for Standardization)の流れ

 当初15カ国で始まったこの組織も現在では約130カ国にて構成されており、スイスのジュネーブに事務局を置く非政府機関です。

 1カ国1標準化機関とされており、日本では経済産業省工業技術院傘下の日本工業標準調査会(JISC)が加盟しており、ISO規格はその国の国家規格とする事になっています(翻訳)。 
(日本ではJIS規格、アメリカ:ANSI、イギリス:BSI、ドイツ:DIN等)
 ISO規格は、すでに12、000件以上となり身近なものにフィルムの感度(ASAからISO)、ネジがISOネジ、非常口のデザイン等があります。

 ISO9001/14001の規格制定により世界共通のマネジメントシステムが確立され、各国で共通の認識ができるようになりました。

 労働安全衛生マネジメントシステム(OHSMS)のISO化をイギリスのBSIより提案が行われましたが、
規格策定開始の否決が決まっています。
その後、復活してISOとして2018年ごろに発行予定です。