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胃・大腸内視鏡センター

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痔核硬化療法(ALTA療法,ジオン注)

痔核の硬化療法とは,痔核(いぼ痔)を切らずに治す,新しい治療法です.出血や脱出を繰り返すいぼ痔に硬化 剤を直接注射することにより痔核を固めて出血や脱出を改善するため,手術に比べて術後の痛みが少なく,外来通院でも可能なの が特徴です.

本治療は専門のトレーニングを受けた医師にしか行うことができないため,浜松市を含む静岡県西部で本治療を受けられる病医 院は限られています.当院ではALTA療法の四段階注射法をマスターした医師が日帰り痔核硬化療法を行っています.

痔核硬化療法の特徴

術後の痛みが少ない
・短期間(1-2泊)の入院,もしくは外来手術・日帰り手術が可能
 ※従来の手術療法では10-14日間程度の入院が必要です
手術費用が安い
 従来の痔核根治術(切除術)で10日間入院した場合の費用は約9万円
 一方,日帰りの痔核硬化療法の手術費用は約1万5千円です
 (いずれも3割負担の場合)
・術後1年での再発率が約15%と痔核根治術より高い
・2週間以内に38度未満の発熱や肛門部硬結などの副作用が出ることがある
・常に脱出しているような大きい痔核や外痔核を合併している場合は適応がない
 (硬化療法の適応があるかどうかについては診察時にお尋ねください)

本治療を安全に実施するため,当院では通常の痔核手術に準じ,術前の肛門診察に加えて血液検査胸部 レントゲン検査心電 図検査大腸内視鏡検査などを実施しています.とくに大腸 内視鏡検査は術後肛門出血が認められた場合に出血源が痔核の注射部位なのか,それともさらに奥の大腸から出血しているのかを 区別するために必要な検査です.またこれまでに痔核硬化療法前の大腸検査で大腸ポリープや大腸がんが発見された方も少なから ずいらっしゃいますので, 検査時にポリープ切除が行える全大腸内視鏡検査を受けられる ことをお勧めします.