・后(きさき)兄弟・
お年頃ですから 12
●尚也
「ふん…。
なんだろうな、これは……」
●尚也
!!!!
●汐瑠
(薬膳料理……?)
にがい…
●汐瑠
「イ…イブキ君、
これはどういう料理?なんだか
変わった風味というか、…苦味が
するけどなにか体に良い薬味でも
入ってるの?」
●尚也
(な…なるほど。
体に良いものなのか…。
…しかし、マズイな………)
●イブキ
「いいえ。
その苦味は過度の酸化、いわゆる
コゲです。体には悪いです」
●和也&●尚也
ブッ!!
何、食わしてんだ!!
●尚也
「と…、ところで、君もこれを
食べるのか?」
●イブキ
「はい。私達アンドロイドも、
皆様と同じように食べ物から
エネルギーを摂れるようになって
います。ですので、残りカスは
糞尿という形で排出する事に
なります」
●尚也
「……いや、
そこまで訊いてない…」
食事時に…。
●シュリオン
(コレを“食事”と呼べるか
どうかは微妙だけど…)
●マリオン
「この苦虫を噛み潰したような味
サイコー!」
がつがつっ
●和也
(マ…マリオン……?)
私のソデに飛んでるよ…?
てゆーか、“苦虫を噛み潰した
ような味”って何?
使い方違うよ?