●和也 「何だここは?…俺は会社で仕事中だったはずだが……」
●尚也 「ここは『SIMS2』というPCゲームの世界だな…。どうやら誰かの陰謀によってゲームの世界に
送られてしまった様ですね」
●和也 「尚也!?どうしてお前がここにっ、学校はどうした!?」
●尚也 「いや、だから…」(今、言ったのに…。めんどくさいなぁ…)
●和也 「いやいや、スマン。ちょっと錯乱してしまった。…それで、どうやったら元の世界に帰れるん
だ?」
●尚也 「知りませんよ」
●和也 ガー――ン
●和也 「なんて事だ……。企画書が…来週の会議……ブツブツ」
●尚也 (ププッ…。兄さん、相変わらず真面目だなぁ)
●尚也 「兄さん、そんなに深刻に考えたって、分からないものはどうしようもないさ」
●和也 「しかし……」
●尚也 「どうせなら思いがけず休暇がとれたくらいの気持ちで、この世界を楽しんだらどうだい?」
●和也 (う〜ん、そう言われてもなぁ…。楽しむ…楽しむ……)
●尚也 (兄さん……、変な顔)
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