●シュリオン
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「ベッドも狭くなったなぁ…。この際、服だけじゃなく色々買い換えてもらおう。
部屋の内装も換えたいな」 |
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市長の息子ですから、お金の心配はいりません。…うらやましいかぎりです。
パジャマはまともでしたが、これだと尚也とかぶるので、パジャマも新しく買ってきましょう。 |
翌朝
●和也 |
「さあ行くぞっ。運転は私にまかせてくれ」 |
●シュリオン |
(…え゛、パパが運転するの……?) 尚也さんにしてもらえば良いのに…。 |
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信用の無い和也。
マリオンと汐瑠は、お留守番です。 |
●尚也
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「…兄さん、“かもしれない運転”だ」
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●和也
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「そ、そうだな。歩道から子供が飛び出して来るかもしれない。車の下から
ご老人がはい出してくるかもしれない。私はそれを轢くかもしれない……」 |
●尚也 |
「…兄さん、轢いちゃダメだ」 |
●シュリオン |
(大丈夫かなホント………) |
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●尚也
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「さぁシュリオン、どんな服が良いんだ?好きなだけ試着して決めるといい」
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●シュリオン |
「わー、いっぱいあるなぁー」 |
●和也 |
(とりあえず女装じゃなければ何でも良いから、どれでも好きなだけ買ってくれ……) |
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さすがの和也パパも、息子の女装はお気に召さないご様子…。 |
●シュリオン
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「どれが良いかな〜。赤や紫も良いけど、シンプルに白や黒っていうのも
容姿が引き立つよねー…。何でも似合っちゃうから、かえって迷うなぁ…」
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自分の美しさを一切謙遜しない男、シュリオン。 |
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