その13:講談社KCの初期コミックスについて
※KCについて教えてください。マーガレットCは、昔、直接印刷・ビニルカバー付きだったことを知っていますが、KCもそうだたったのでしょうか? きょう入手した本が直接印刷だったのです(カバーは無し)何を入手したかというと、里中満智子『虹色のマリ』です〜。うれしい〜。(トムさん)
●遠い記憶を辿ってみますと、その様な気がするのですが、ビニカバ付きのKCを実際に持ってませんし、見たこともなく判りません…。カバーに直に印刷しているタイプはKCのフレンドシリーズ全てではなく、『あこがれ』『サインはV!』『ララ・ハート』などごく一部だと思います。『虹色のマリ』も初期の中の初期ですものね。
ちなみに昭和40年代はじめに生まれた新書コミックスの多くが、ビニールカバーを施した装丁でした。MC、セブンティーンCはもちろんのこと、少年・青年ものでもホリデーC、コダマプレスなど。経年のためビニールが縮み、ほとんど残っていませんけれど。完品を欲しい方には頭痛の種でしょうね。(カウカウ大臣さん ・99/10/8)
●ビニカバはあったのかもしれない、というところですか。MC、SCのビニカバはよく保存されていますが、KCはみかけないですよね。厚さによってビニカバのサイズも変えていたわけですから、ご苦労なことです。お教えくださりありがとうございました。(トムさん ・99/10/8)
●KCのビニールカバーですが存在します。但しホリデーやマーガレットよりも縮みやすいため殆ど残っていないのです。あったとしてもビニールカバーが縮むせいで本が丸く反ってしまっているものばかりです。下手すると見返し通しが当たるほどに反ってて、一目では何かわからない場合も多々。付いている方が見た目が悪いため古書店での評価額は下がりますので、マニア諸氏も外してしまうのだそうです。(今人さん ・99/10/10)