その16:『こんなマンガがあったのか!』について

●『こんなマンガがあったのか!』は私はさくっと見つかりました。新しいシリーズなのでサブカルチャーのコーナーに「創刊!」って札と共に平積みでしたし・・・

少年マンガの部分は流している(図とかしか見てません。いつもそうです)けど少女マンガは一通り読みました。感想です。感想の葉書も出す予定ですが、はっきり言って装丁がマニアックすぎです。内容と照らして見て合わないと感じました。(おまけに「巨人の星」だし・・・私は少女マンガ以外はあまりなのに、あの熱血具合に一瞬本を見たときにイタイと感じました)本で取り上げられている作家は大御所ばかり。それも、作品を読んでいればなんとなしにですが、気がついていることばかり。(整理してはいないけど)年齢層も完全に私より世代上みたいだし。もう少しマニアック度を下げた装丁と、ラインナップを希望しますというようなことを書きました。『ガラスの仮面』『スケバン刑事』がほんとに良かったです。

で、続刊ももしかしてありそうなので、『5愛ルール』(一条ゆかり)を希望しますと書いたのですが、実は『ときめきトゥナイト』もやってほしい。知っている方どれくらいいるか分かりませんが、先月連載開始から17年目にして、完結しました。全30巻と言われていますが実は31巻になりそうです。完結編には賛否両論あるようですが、基本的に評判いいです。池野先生は、かわらないんですよ・・・そこがいいというか。何故、この時期に完結編を描かれたのか、『ときめきトゥナイト』の当時の事情(メディアミックスであると思います)などつつけばあふれるほどでてくると思います。一条先生の唯一の未刊『5愛ルール』と共にとりあげてほしい・・・大御所ではあと『ちびまる子ちゃん』関連はいろいろあるかな)佐伯かよの先生の「りぼん」時代の作品が近頃出ているのは嬉しいです。全部は持っていなかったので、これを期に読んでいます。和田先生の作品を読み漁りたくなりました。『スケバン刑事』『超少女明日香』関連二冊、『銀色の髪の亜里沙』しか読んだこと無いんです・・・(えいこさん99/・11/11)

●やっとというかわが町の書店にも平積みされていました。えいこさんの感想もうなずけますが、興味のあるところだけ読めば良いと思いますよ。男女だけでなく、世代格差もあるので、全コラムを楽しめる読者の方が少ないかも。名作まんがの知られざる・・・ですから仕方ないでしょう。共著による本はどうしてもムラが付き物ですが、表現・観点の違いを逆に楽しみたいですね。それと表紙の 『巨人の星』はちっともマニアックではないと思いますが・・・。この本のメインが『巨人の星』の幻の読み切りだったということでしょうね。ラインナップを見れば梶原一騎ファンを対象にした企画ではないようですが。それでもめぐみさんの掲示板を見られて関心を持たれた方には、ちとキツイ装丁かもしれませんネ。見つからない方も実は目にしているのに気付いていなかったりして。えいこさんとは逆に少女まんがに関心が無い読者が、この本が少女まんがを読むきっかけになったら良いなと思いました。1冊見るとどうしても無いものねだりになってしまいますが、これからの企画にいろいろな可能性を感じました。読まれた皆さんどしどし感想を送ることとしましょう。良い本は読者の反応が作りますから。(カウカウ大臣さん99/11/13)

●ここで薦められていた「こんなマンガがあったのか!」ようやくにして買えました。装丁が星飛馬ですから、ぱっと見ただけじゃ分からなかったです。もう少し、なんとかならないものでしょうか。

購入したのは『ヤマト』関連の記事が掲載されていたからだったりします。少女まんが関連は皆さまの御発言にお任せして(語れるほど元ネタを読んでないもので…)、ちょっと松本零士さん関連の事を書かせて下さい。マンガとはちょっと違いますが、『ヤマト』絵物語にはぐらっときました。リアルタイムで『ヤマト』を観ていた者には、トラウマになりそうな絵と、藤川圭介さんの文にはまいりました(いえ、良い意味で)。ただ、その前の記事で、松本世界を時系列に分類しておられますが、大変な労作だとは感じましたが、注釈でもあるように、矛盾点が多すぎますね。もともと、松本先生は、アシモフの銀河帝国興亡史のように、これまでの作品の統合(再整理?)を図っておられますし、それが済んでいないのにこうして表にしたりするのは、ちょっと勇み足かな? とか思いました。まあ、ひょっとして永遠に完結しないのかもしれませんけれども。

それと、『超時空戦艦まほろば』の紹介で「珍しい濡れ場が見所」とありますが、濡れ場なんて、『コクピットシリーズ』でも、『ガンフロンティア』でも、『大四畳半』でも、いくらでも出てきたのになあ。「SF作品で」という意味なのでしょうか?無粋なつっこみはともかく、埋もれていく貴重な文献を復刻してくれたメディアファクトリーには大感謝です。月刊コミックフラッパーといい、今回といい、この会社、最近いい仕事してますね。

めぐみさんの記事を読んで『ガラスの仮面』を無性に読みたくなってしまったしん・Yでした。(しん・Yさん99/11/13)

●感想ありがとうございます!!カウカウ大臣さんも書かれてますが、メディアファクトリー社にも感想を寄せてもらえるとPART2の原動力になりますのでなにとぞよろしく!(表紙の方も改善されるかもしれないし)この本のコンセプトのひとつに未収録ものの掲載というのもありますので、ぜひ軌道に乗せて、自分の読みたい未収録ものを扱って欲しいという欲望がむくむくと…。私も少年マンガはあまり読んでいないのでわからないところもありましたが『巨人の星』番外編は続き読みたかったです。個人的には今回木原先生からお褒めの言葉をいただいてとってもHAPPYでした(手前ミソでスイマセン(^^;))。しかし、ご本人が読まれているというのも緊張しますね。(めぐみ99/11/13)