その22:日本マンガ学会について
●日本マンガ学会は7月29日無事設立されました。翌日、著作権シンポがあり、コミケの米澤さんとならんで、パロディ問題で少し発言してきました。竹宮さんとも初めてお会い出来たのも収穫です。藤本由香里さんと並んで、聴衆側からいろいろお話になったり、初日は、表現研究機構の開所スピーチでしたので、竹宮さんの学校での授業のやり方など、少し知ることができました。彼女が理事に加わってくれていたら、夜の打ち合わせ兼雑談会でいろいろお聞きできたんですが、残念。
8月19日には、総会準備のためや、部会立ち上げなどで、理事集会が東京で開かれます。11月に学会の総会がひらかれます。(3〜4日ごろです)この時は京都精華大の施設内でやりますので、ご参加ください。是非、会員としても加わっていただけたらと思います。なにが出来るかは、すべてこれからなのですが。総会は、一般の方も参加できる講演やシンポがとりあえず企画されるはず。当然、竹宮さん登場です。ぼくとしては、水野英子さんや、90年代の若い方と広がりのあるゲストを提案したいと思っています。シンポのテーマや、こんな講演があったら面白いといったアイデア・提案をここにカキコされている方々からも頂戴したいと思います。お堅い学会にしたくありませんので。よろしく!(長谷邦夫さん ・01/08/05)
●「日本マンガ学会」が設立されたとか.そのホームページって,あるのでしょうか?ぜひともつくってほしいですね.このめぐみさんのサイトとか,他のまんが関連のサイトで学会についての情報を広く知らせてほしいもんだとおもいます.(ひでかずさん ・01/08/05)
●ひでかずさま。
学会HPはまだ有りません。何もかもゼロ状態ですが、8月中旬にはアップする予定です。理事からのメッセージを30秒ほど、映像と共に収録してきました。会則や基本的なお知らせでスタートですが、いずれかなりしっかりしたデータベース構築をやることになるでしょう。そのほか、こうしためぐみさんのサイトのような、楽しいHPとのリンクのお願いも行なわれる筈です。組織がマッサラ状況ですので、時間を下さい。またお知らせします。(長谷邦夫さん
・01/08/06)
●>長谷邦夫さん
学会情報ありがとうございました!!日本マンガ学会、メンバーのそうそうたる顔ぶれもさることながら、精力的な活動ぶりにワクワクしています。会員になれたらこんなに幸せなことはありません!!フットワークはイマイチな私ですが、その分サイト面からも出来る限り参加・協力できれば…と思います。掲示板など作って、アイディアや提案を募るのも面白そうですね。また、一般の方も参加出来る講演などの際には、こちらの情報掲示板も宣伝の場として使えると思いますので…。(めぐみ
・01/08/07)
●めぐみ様。
こちらこそ感謝しております。いまのところ、会員になっても、メリットないと思いますが、いずれ、ご案内を差し上げます。 8〜10月は、まず理事・事務局が何を具体的に始めるか交通整理になると思います。マンガ大系のことで、まず水野英子さんのグループが50〜60年代のことを記録している様子なので、先日お声を掛けています。女性理事が少ないというのが、ぼくの意見でして当日、マット・ソーンさんからも、発言がありました。で、水野さんが…と、ぼくは勝手に考えているんです。これも、いずれ理事会に図ろうかと考えております。(長谷邦夫さん
・01/08/07)
●マンガ学会について興味があるので、書き込み。長谷邦夫さんは、データハウスから出ている「〜名鑑」の出筆者の方ですよね。学会に絡みで業界の方で動いている方は多いのでしょうか。新聞などを見る限り、一般人の私には敷居が高いのですが、そのうち一般人でも論文発表できたり、投稿できたりできればと思います。
かといって、建築学会(私は学会というとこれしか知らない)のように会員費・参加費が高いのも困りものですが。でも、建築学会賞のように日本マンガ学会賞を作って優れた作品や論文を表彰する試みはやってほしいと思います。
>水野英子さんのグループ
すでにワークグループがあるのですか?(組織形態がよくわかっていません。)「りぼん」についてのワークグループがいつかできたら参加したいものです。(何だか一番学会とかとは遠い場所にあるので、いつできるやらという感じがしますが。)(えいこさん
・01/08/08)
●えいこ様。
会費は年間8000円(正会員)学生会員4000円 購読会員5000円です。現在、会は発行物が有りませんので、購読会員になるのはもう少し後の方が得ですね。ただ、総会などに出席し議決権を持って、発言されるには正会員になる必要があります。業界(出版社・編集者)の方がたの参加が有ったかどうかはまだ、ぼくも知りません。いずれ、会員名簿が発行されると思います。
マンガ学会賞など出せれば面白いですね。ただ、会費で運営していくということになると、他のやるべきことで手一杯になると思います。スタート時は、これがゼロなので3年間だけ、京都精華大学が援助してくれることになってます。一般の方・学生の方の論文を大いに期待しています。いわゆる大学教授グループの学会ではありません。もっと、開かれたものにしたいのです。
水野さんのお友達マンガ家さんで、記録を残したいとあるていどの会合を持ったりしてるようです。組織ということではないようです。記録の本を出してくれるところを当たったりしたとご本人からお聞きしました。でも、やはり地味な内容になるので版元のメドはついていないようです。それで、学会のことをお話しました。(長谷邦夫さん ・01/08/09)
●19日、東京で理事会が開かれました。総会プログラム案の中味つくりです。総会は11月3〜4日京都精華大学内にて行いますが、2日目には、5つくらいの部屋に分かれてテーマ別のラウンドテーブル形式のおしゃべり会をやる予定です。
これは、当日参加の方の自由参加になります。ぼくと呉智英・村上知彦さん三人の部屋では「評論研究史」というタイトルでやる積もりです。この三人が学会会報の編集委員になることを視野に入れています。学会へ応募する論文や研究ノートはどんな形式・内容が好ましいのか、そんなことも討議されると思います。他に「少女マンガとジェンダー」というタイトルで藤本由香里さんにお願いしようという話しも出ました。
学会会則・趣意書・入会申込書などは、
〒606-0000 京都市左京区比叡山一本杉
京都精華大学表現研究機構・マンガ文化研究所内
日本マンガ学会
E-mail manbun21@kyoto-seika.ac.jp
tel: 075-702-3330
fax: 075-702-3388
で入手できます。女性のかたがたの大いなる参加で、日本のお堅い学会イメージの改革を推進して下さい。(長谷邦夫さん
・01/8/22)
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今年の日本マンガ学会総会は
6月21日(土)総会+基調講演(柏木博氏)
22日(日)研究報告(公募締切3月31日)
場所〜京都精華大学
です。柏木氏は昨年すでにゲストに来ていただいていますが、デザインとマンガの関係についての考察(イメージと認知)を中心にして語っていただきます。
この時期、1週間のずれで、やはり京都でアニメ学会の総会があります。なにか連携した企画が出来ないか?など、これからの課題です。これらの大会中に精華では、何かマンガ展をやるようです。竹宮さんが絡むかは、まだ分かりません。京都マンガ週間といった対外的イメージで、アニメ大会なども出来たらと思いますが…。
アジアマンガ・サミットはトンでもない赤字を出したようです。(金額はここには書きませんが…)挙行前、2000万円くらいの赤なら、ぼく個人が面倒をみる!とちば先生が言っておられた。でもそんな金額では埋められぬ金額!!!催し物の修行がまだまだ不足だったということでしょうか。マンガ学会は、会員が順調に増えているようで、赤字はもちろん赤字ですが、健全!?にやっております。派手なことはしませんからね。(長谷邦夫さん
・03/1/17)