その25:「LaLa」シンデレラ賞について

「教えて!」で、以前「LaLa」でやっていた、新人競作のシンデレラ賞について教えていただきました。ちなみに第1回では、樹なつみの『トランシルヴァニア・アップル』が受賞しています。「教えて!」よりこちらの方がよいかな?ということで、「情報局」の方へUPしました。(めぐみ)

●これは1982年の企画だったようです。

5月号 『ときめきにリボンをかけて』(篠有紀子)
6月号 『猫も杓子も』(星崎真紀)
7月号 『日没は二度セリフを言う』(高口里純)
8月号 『かんかん照り』(秋本尚美)
9月号 『アスタ・マニャーナ−またあした!−』(かわみなみ)
10月号 『FLAPPER'82』(くぼた尚子)
11月号 『トランシルヴァニア・アップル』(樹なつみ)

あとは、1985年に第2回があって、清水玲子さんの『天女来襲』もこの企画の作品だったらしい、というのは検索したんですが、この回の受賞者はやはり清水さんだったのでしょうか……?
こちらはラインナップもよくわからないのですが、これがそうだったみたいです。

7月号  『天女来襲』(清水玲子)
8月号  『5番街の歌姫』(アベ浩子)
9月号  『ベラドンナ』(望月玲子)
10月号 『湖に住む人魚』(安孫子三和)
11月号 『銀襴緞子』(木村晃子)

(めぐみ・04/10/21)

●ラインナップは、めぐみさんが書いて下さったもので合っていますが、'82年の分は、それぞれ前・後編100ページとなっており、掲載は上記の号&翌月号です。'85年の分は、それぞれ50ページの読みきりです。

'82年分の発表は、'83年3月号で、

  1位 『トランシルヴァニア・アップル』(樹なつみ) 28,605p
  2位 『日没は二度セリフを言う』(高口里純) 20,361p
  3位 『猫も杓子も』(星崎真紀) 18,698p

だそうです。 4位以下は公表されていません。
'85年分の発表は、'86年1月号で、

  1位 『天女来襲』(清水玲子) 36,529p
  2位 『銀襴緞子』(木村晃子) 27,863p

となっています。3位以下は公表されていません。

審査は、各作品が掲載された時に応募シールを貼って投票する1次審査と、全作品が掲載されてから1〜3位を各1作品選んで投票する2次審査がありました。1次審査の結果は基本的に公表されていませんが、シンデレラ賞を獲得した2作品は、どちらも1次、2次とも1位であった、と書かれています。

'85年の時には、敢えて「第2回」とは書かれていませんでしたが、簡単に見た限りでは、合間の年にはやっていないみたいですね。他の年にあったかどうかは、確認しておりません。(FUMIKOさん・04/10/21)

●こんにちは

私もその賞のことはほとんど知らないのですが、花とゆめコミックスから出ていた樹さんの『トランシルヴァニア・アップル』か『朱鷺色三角』第1巻のどちらか(確か、前者だったような気がするのですが)のあとがきの中で、樹さん自身がシンデレラ賞についてふれられていたような覚えが微かにあります。

ただ、受賞されたかどうかはよく覚えていません。もしかしたら、次点だったかも。なにせ、読んだのが15年以上昔なので、記憶が非常にあやふやで、曖昧な余りお役に立たない情報で申し訳ありません。(みゅうさん・04/10/21)

●こんばんは。ちょっと割り込みさせて下さい。花とゆめコミックスの『トランシルヴァニア・アップル』を確認したのですが、あとがきはありませんでした。『朱鷺色三角』 第1巻には『いろいろURABANASHI』と言うのがあるのですが、シンデレラ賞については書かれてなくて、ぱふの短編部門に『朱鷺色三角』を投票してくれたおかげで3位になったとのコメントがありました。もしかしてこのことでは?(サリーさん・04/10/22)

●今は手元に無いので本は特定出来ないのですが、シンデレラ賞の話は朱鷺色三角かパッション・パレードの何れかの1/4スペースにありましたよ。受賞者には副賞でガラスの靴を進呈ということだっったけれど、実際に貰った商品は別の物、そんなもの(グラスの靴)貰ってもどうする? という話しでした。(llenaさん・04/10/23)

●ありました。『朱鷺色三角』 第5巻p113に。「なつかしのキャラクターコーナー」に『トランシルヴァニア・アップル』の説明として載っていました。

今はもうやっていないけど「LaLaシンデレラ賞」という6、7人で読者投票でトップを競う、よくわからん企画で一位をもらった作品。トップ賞には ガラスのくつの置物贈呈だというフレコミだったが、私が実際もらったのは ビデオとTV。あったりまえじゃーいっ 誰がガラスのくつの置物なんかもらってうれしいか。文鎮くらいにしか使い途ないじゃないかーっ。

と書かれていました。確かに、本物のガラスのくつならともかく置物なんて使い途ありませんね。(サリーさん・04/10/23)