●依頼No.13 依頼者:ひいたんさん
両親のいない原爆症の女の子の話について
今から30年くらい前に発表された作品を捜しています。題名は判りませんが、作者は志賀公江だったと思います。両親のいない原爆症の女の子の話なのですが、その女の子の面倒を見ている医師が女の子の母親に原爆症の治療の為の実験をして、母親を死なせてしまいます。母親は娘を救うために自ら望んで実験台になりました。結末は女の子は死んでしまうのですが、途中、古代蓮の話が出てきたと思います。記憶が途切れ途切れですみません。こんなストーリーの作品、どなたかご存知ありませんか?この作品をもう一度読みたいのですが、手に入れる方法は無いでしょうか。皆様のご協力を切に御願い致します。
●お捜しの漫画は、志賀公江の『永遠に生きたい!』という短編で、主人公の莉花は白血病で、入院先の病院で先生にかわいがられているのですが、母親の死が先生の人体実験によると知った莉花の心の動きに、莉花の短い命と4000年前の種が芽を出す事との対比が織り交ぜられて描かれています。マーガレットコミックスの『はつこい宣言』に収録されているのですが、なかなか見つからない本ですので、古本屋で気長に探すしかないでしょうね。(島本さん・99/4/24)
●いらっしゃいませ!島本さんからの情報でご質問、解決いたしました(^^)。『はつこい宣言』は確かにほとんどみかけませんが、入手できるといいですね。(めぐみ・99/4/24)
●ご無沙汰です。みつからないの一言が気になる大臣です。
ひいたんさま>『永遠に生きたい!』が収録されている『はつこい宣言』ですが、このHP内の「探してこのマンガ」コーナーに依頼を出されてはいかがでしょうか?おそらくすぐ見つかると思うのですが・・・。2冊持ってるとカウカウ大臣が言っております。(カウカウ大臣さん・99/4/25)
●ありがとうございます!またも救世主カウカウ大臣さんの登場で、ひいたんさんから「無事読める事になりました」というヨロコビのメールをいただきました。私も嬉しい!(めぐみ・99/5/3)
●カウカウ大臣さんから志賀公江の『はつこい宣言』を送っていただきました。私が読みたかったのはその中の『永遠に生きたい!』で、発表されたのは69年でした。26Pと云う短い作品だったのを、私がこの30年で内容をどんどん膨らませていました。私の創作の例を挙げると、梨花の母親は妊娠中に広島で被爆をしていて、梨花は体内被爆の為の原爆症だったとか、梨花の父親は医者で被爆したにもかかわらず治療に駆け回りそのために死期を早くしたとか、梨花の父親と岡田先生は親友だったとか、4000年前のエジプトの花を古代蓮だと思って、梨花が亡くなるシーンに大きな蓮の花が咲いたシーンを勝手に創りあげたりしていました。
これでは長編になってしまいますね。我ながら笑ってしまいました。考えてみれば、この作品を読んだのは梨花が亡くなった年齢と同じだったのです。それゆえ思い入れが強かったのでしょうか……。(ひいたんさん・99/5/12)