●依頼No.22 依頼者:きる丸さん
もとやま礼子・『墓場グループ・シリーズ』について
20数年前になると思うのですが、「月刊少女コミック」(だと思う。でも、ひょっとして「月刊少女フレンド」かも(^^;。)に、もとやま礼子(敬称略)という非常にバイタリティー溢れる作品を発表されている マンガ家がいらっしゃって、タイトルがまた凄かったんですねえ。『義理の姉さん、ブラが見えます』なんて実に印象的(でも内容は忘れました(^^;)。シリーズものとしてあったのが『墓場グループ』というものです。学園もので、墓場にたむろしている4、5人の不良(煙草と喧嘩ぐらいしか悪い事はしてなかったと思う)と女の子が主人公。そのシリーズ中、『雪の転校生』は、タイトルも内容もはっきり憶えています。とにかく、生きのいい描線で描かれた生きのいいこの人の マンガ、もう一度読みたくて古本屋さんとか探したこともありますが、見かけたことはありません。ひょっとして単行本化されていないのでしょうか?どうか情報をお願い致します。m(_ _)m
※もとやま礼子なら「少女コミック」の方ですね。コミックスも出ていたと思いますが、このシリーズだったかどうかは記憶が…。(めぐみ・99/6/13)
●「教えて」でお問い合わせの、もとやま先生。元気一杯のキャラ達がいつも大活躍ですね。大臣は絵が似てるので松本るい先生とダブルペンネームか?と勘ぐったこともありましたが、どうも違うようです。
お問い合わせの作品ですが、『やったぜ墓場グループ』ですね。小学館フラワーコミックスで新書サイズでコミックス化されています。コミックスには1巻の表示がありますが、2巻は存在しないようです。それと『ダンプママ巴御前』1巻(これも2巻無しのようです)というのもあります。他に『先生にしつもーん』全2巻を含む、『もとやま礼子傑作集』全10巻?があり、短編が楽しめます。
ちなみに『義理の姉さん・・・』は大都社スターコミックスで単行本化されており、ごく稀に見かけます。何故か男性ファンが多くいらっしゃるようで、一部の古書店でプレミアものも見かけますが、気長に探せばありますよ!(カウカウ大臣さん・99/6/15)
●《「教えて」でお問い合わせの、もとやま先生。元気一杯のキャラ達がいつも大活躍ですね。大臣は絵が似てるので松本るい先生とダブルペンネームか?と勘ぐったこともありましたが、どうも違うようです。》
はい、とてもおふた方の絵、似てますよね。わたしが記憶している情報では、おふたりはお友達で同居されてたようです。(まるで、萩尾さんと竹宮さんみたい。)同居されていたのは、かなり若い時代のことで、デビュー後少しして、別々に住まわれるようになったと記憶しております。まあ、わたしの記憶なので、情報源はあやふやですが、雑誌か単行本に載ってたもとやまさんのコメントで知ったんじゃないかなぁと思います。ども、あやふやな情報ですみません。(honbakoさん・99/6/15)
●松本るい先生と確かに似てますよね。でも両者共同作品ってのもあるから別人なんでしょうね。松本先生はまだ活躍されてるんでファンレターで聞こうかと思ってるんですが最近現実の手紙を書くのが億劫で。(やの@ビッグローブさん・99/6/15)
●皆様、情報お寄せいただきましてありがとうございました。しかもあっという間で、ただもう驚いております。松本るい先生とのお話も出てましたが、私は勝手に姉妹なのでは?なんて思ってました。絵柄について言えば、もとやま先生の方が「お姉さん」って感じだったように記憶しています。
それにしても、『・・・・巴御前』。これもタイトルが思い出せなくて、内容だけ憶えてる作品でして、そうか、こういうタイトルだったんですね。『傑作集』まであったなんて感激です。
>やの@ビッグローブさん : ホームページ見せていただきました。懐かしくて涙がチョチョギレです(T▽T)。(きる丸さん・99/6/18)
●>めぐみさん:『やったぜ!墓場グループ』無事GETしました。その節はありがとうございました。
シリーズ3作と他1編が収録されていましたが、どうやら私が雑誌連載中に読んだのは3作目の『雪の転校生』のみで、後は単行本を立ち読みでもしたのだと思われます。20数年ぶりで読んで、やっぱり面白かった。とにかく清々しいのです、彼ら。まるで台風一過の朝の空気のよう。高校生はこうであって欲しいなあ。喧嘩ばっかして、煙草吸いまくって酒飲んでも、全然罪がないの。作者は昔いじめられっ子だったと単行本の中で書かれていますが、ものの考え方が男の子みたい。それに何と言っても、男の子はガクランです。色は黒で金ボタン。昔から好きでした。だから、女の子が男の子として登場する(※ネタばれ)『雪の転校生』は、妙に印象に残ってたんですね。喧嘩強いのも大好き。10年ほど前、市東亮子先生の『やじきた学園道中記』を読んだとき、この『墓場グループ』をまっさきに思い出していたのは、そのせいかもしれません。(きる丸さん・99/8/1)