●依頼No.28 依頼者:たがーるさん

わたなべまさこ『ふたご座生まれ』について

わたなべまさこさんの、『ふたご座生まれ』を探してます。当時、姉が持っていましたが内容が怖すぎて、捨ててしまったんです。。。なんて事をしてしまったの、姉さん!!!20年後の今になって探していますが、未だに見つからない状態です。そこで、「持っているよ・読んだことのあるよ」という方はいませんか?ぜひぜひ、内容を教えて頂けないでしょうか。

●『ふたご座うまれ』は講談社ロマンミステリー・若木書房ティーンコミックDXで出版されました。ハードカバーの集英社わたなべまさこ作品集に収録されてると思うけど、表題作にはないので、どれに収録されてるかはわかりません。

内容は、いままで付き合う男が全員不幸になって死んでしまうことに悩んだ少女が親友のお兄さんを好きになり(この男性は不幸にならなかった)結婚。その主人公の少女は、幼少の頃の記憶がない。とあるきっかけで、旦那とイギリスの古い村にいくが、なぜか主人公はこの村を知っている。理由は彼女はここで生まれたからだった。

…続きは他の人にパス(笑)後半は難しい言葉がでてきて上手く説明できないよ。誰も書かなかったら、後半は明日かきませう。(まりさん・99/7/5)

●まりsan、ありがとう♪『ふたご座生まれ』に関して、早速レスうれしいです〜!内容はほとんど覚えてないですけど、意地悪な双子の姉さん?がいたような感じが…。ふたごと同じ本に掲載されていたと思うんですけど、カメレオンの血を飲んで美しくなっていくストーリーってなかったですか?徐々に思い出してきました!ハードカバーに収録されているということなので、絶対に見つけてきますね。(たがーるさん・99/7/5)

●さてさて、内容の続き。

 主人公マリアは幼少の記憶がないにも関わらず、この街を知っていた。ホテルに着くとその街のお城から招待状が。お城へ向かう。(マリアはそのお城の娘なのです)そのお城にあった日記で過去を思い出す(?)。マリアはシャム双生児として、生まれ、姉のヘルダがいた。母は出産後死亡。ふたりを分離させ、内臓気管他を失ってしまったヘルダは分離後に死亡。マリアはそのことを知らずに、父の死後、遺言状により孤児院へ預けられる。ショックを受けてるマリアに執事が来て「ヘルダ様がお待ちです」と告げる。案内されてヘルダの元へ行くと……。

この後のラストは探した後に読む楽しみがなくなるのでやめます(笑)カメレオンの話もありました。ハードカバーはどれに収録されてるか不明なので、講談社ロマンミステリー版(B6)で探すのがわかりやすいかと思います。(まりさん・99/7/6)

●なかよしコミック文庫『くらやみに悪魔が!』(高階良子)の次回予告には「教えて!」にも出てきた『双子座生まれ』が!「孤児マリアは、霧のテムズ河畔で青年チャールズとであった。マリアは絹糸のように美しい金髪と、みずうみのようにすんだひとみの美少女だったが、いつもなにかにおびえ、からだには、人に話せない大きなきずがある。二人は恋におち、そしてむすばれた。ハネムーンはあこがれていたスコットランドの海辺。そこのこけむした館の中で二人が見たのは、マリアにそっくりなデブルという少女だった。18年間、マリアのからだの中でさけびつづけていた声。その声をいまデブルの口からきこうとは……!マリアとデブルは、シャム双生児としてこの世に生をうけたのだった。そして二人はいま……。」こんな説明文に鎖につながれた少女のこわーい絵が。読んでみたいなぁ〜、これ。(めぐみ・99/7/29)

●一応、追加情報を。『ふたご座生まれ』は作品集『リーベス・ツァイベン』(1995年5月)に収載されています。また、たがーる さんがおっしゃっているカメレオンの血を飲んで美しくなるという話は「白いカメレオン」という作品です。KCフレンドの「怪奇ロマン傑作選」に収載されていますが、作品集は不明です。作品集は古本で集めているところですが、まだ1/3残っている‥‥。所有している分の収録作品リストもあります。(トムさん・・99/10/11)