●依頼No.68 依頼者:井上きょうこさん

赤ちゃんがすりかえられる話について

さて、どうしても探していただきたい本があります。それは、『ガラスの城』と少し似たストーリーで、大金持ちの娘と貧しい家の娘とがすり替えられてしまうというものです。それも赤ちゃんの時に故意に、一人の看護婦によってです。その看護婦は自分自身が貧しい生まれでとても苦労をしているため、性格がひねくれています。

たまたま勤めている病院で、同じ日に二人の赤ちゃんが産まれます。一人は大財閥のお嬢様、もう一人は下町の貧しい家の娘…。すやすやと並んで寝ている二人を見て、彼女は思います。「生まれながらにして、金持ちと貧乏とでこの子達の運命が決まってしまう。 金持ちの子は何不自由なく幸福に、貧しい子は私のように不幸になるのだ。」そして彼女は恐ろしい事を考えます。「この子達の運命を変えてやる。そして、二人の人生がどうなるかこの目で確かめたい。」この時、確か彼女は足首にかかっていた名前の書いてあるわっかを取り替えます。そのため、二人の赤ちゃんの運命は大きく変わっていくのです。

とにかくその看護婦の顔がおそろしく不気味で怖かったのを、子供心によく覚えています。二人が成長してからも、どこかからいつものぞいていてすごく薄気味悪いのですが、本当の事をいつばらすのだろうかとひやひやしていました。私が読んだのはコミックの第一巻のみで、結局続きを読むことができませんですた。読んだ時期は昭和45年前後だと思います。あの二人の女の子がどうなったのか、そして看護婦は……。少しでも知りたいのです。どうかよろしくお願いします。

●別サイトで、依頼者が同じ質問をされていまして、レスしたんですが、これは、『さすらいの太陽すずき真弓さんです。本人様とも、昨日情報確認が取れていますので、解決です。(ぽいママさん・99/12/24)

●そうですか『さすらいの太陽』の作者はすずき真弓さんとおっしゃるのですね。長年の疑問が解決しました。ぽいママさんどうもありがとうございました。かれこれ10年は悩んでいた気がする…と言ってもテレビアニメしか知らないので、これが少女マンガ原作かどうかもわからずにいました。(ストーリー的には、60〜70前半の少女マンガっぽいなぁ…と思っていたのですが)

ところで、アニメの中で主人公(名前忘れ)が、ギターを持ってながしをしながら♪歌は私の友達だから〜などと歌ってましたが、コレはすずき真弓さんが作詞したもの?それともアニメ向けに作られたものなんでしょうか?(ユズコさん・99/12/24)

●先日依頼した作品のタイトルがわかりました。『さすらいの太陽』 、作者はすずき真弓先生です。お手数をおかけしまして、すみませんでした。ありがとうございました。(井上きょうこさん・99/12/24)

●タイトルは「心のうた」
  作詞 三条たかし
  作曲 いずみたく
  歌 堀江美都子  
です。
『さすらいの太陽』はすずき真弓さんのオリジナルではなく、脚本家の藤川圭介さんが原作者のはずです。かなり昔にコバルト文庫かなんかで藤川圭介作の小説版の『さすらいの太陽』が出版されていました。表紙の絵は、すずき真弓さんではなく「これ、本当に、プロの絵描きさん?」と思ってしまうような絵でした。私はアニメしか知らないので、読んでみたいけどあのお値段!!!!とても手を出せません。(蛮千代さん・99/12/24)

●『さすらいの太陽』の詳しいご解答ありがとうございました。「心のうた」にたずさわるお三方の豪華なこと!ストーリー半分ぬけおちてしまって今でも(オイオイ)この歌がユズコの中に残っているのは、プロによる名曲だったからなんですね… まさに「心のうた」ですわっ!(ユズコさん・99/12/25)

●キューテイーハニーのような劇画調の、暗いトーンで、アニメ放送されていませんでしたか?(さくらはりせんさん・99/12/25)