●依頼No.73 依頼者:飯塚恵子さん
夢を見せる鳥の話について
マンガのタイトルなんですが、多分、萩尾望都作品、“夢を見せる鳥”の話です。あらすじは、二人の仲の良い男がいて、ひとりは王、ひとりは僧。ある日、王が珍しい鳥を手に入れたので見に来いと僧を招く。その鳥はヒトの形をしていて、飼い主の願望を叶えた夢を見せると言う。王は夜な夜な欲望を満たされる夢を見ると僧に語った。ひょんなことで、その鳥を預った僧は、僧にあるまじき破壊と残酷な夢を見てしまい、無意識のうちに鳥を殺してしまう・・・・ ・・というような話でした。細部は間違ってるかも知れないけど、大体こうだったと思います。この話のラストがとてもせつなくて忘れられません。もう一度読みたくてもタイトルが分からない。しかも短編集の中のひとつだったと思うんです。よろしくお願いします。
●萩尾望都『君は美しい瞳』1985年ASUKA8月号掲載の40頁の短編です。ずっと単行本未収録で幻の作品でしたが、98年の11月発行の秋田文庫『モザイク・ラセン』に収録されました。(小西優里さん・00/1/9)
●ずっと知りたかった作品名が、たったの2日で分かってしまいました。すっごくカンゲキ。もう、いろんな人に聞いても全然わからなかったんですよ〜。(飯塚さん・00/1/11)