●依頼No.94 依頼者:kyokoさん

本当はきれいなのに醜いと言われて育てられた少女の話について

30年近く前の 「週刊マーガレット」か「少女フレンド」だと思います。 ある村(たぶん外国)に1人の少女がいて、おばあさんと一緒に住んでいました。 少女はとても美しいのに小さい頃から「おまえは醜い」とおばあさんに繰り返し言われて育ちました。というのも 少女の母があまりの美しさゆえに不幸な人生をおくったから。 家の中には鏡が一枚もなかったし、外出も許されていませんでした。毎日醜いといわれて育ったので少女も自分で自分を醜いと思っていました。ある日おばあさんの目をぬすんで家をぬけだした時、村を通った旅人(青年)と出会います。 その青年に「君は美しい」と言われ、始めて本当の自分の顔を知るっていった感じのお話です。もし何かご存知でしたら教えてください。

●山岸凉子『ラプンツェル・ラプンツェル』でしょうか。ママン(実は伯母)から醜いと言われ続けて塔に幽閉されて育てられているミケティを外から見かけた青年が、塔にはいって二人を説得し、ミケティと旅立つ話です。昭和49年別冊少女フレンド。サンコミックス『ティンカー・ベル』、主婦の友社ロマンコミック自選全集『シュリンクス・パーン』、白泉社山岸凉子作品集『ティンカー・ベル』、角川書店山岸凉子全集『ダフネー』に収録されているようですが、どれも古本屋で気長に探さなければ見つからないでしょうね。 (島本さん・01/01/11)

●島本さま、またまたありがとうございます。
『ラプンツェル〜』は連載(前・後編)ものだったのでしょうか?それとも読みきり?続きものだとしたら、この作品である可能性大です。 当時続きが読みたかったのに買ってもらえず、少女と青年が出会ったあとの話が全くわかりません。そのため今だに気になっています。確認したくて今日古本やさんを何軒かまわりましたが、やっぱり見つけることができませんでした。気長に探します。いろいろ情報をありがとうございました!!! (kyokoさん・01/01/12)

●うーむ。『ラプンツェル・ラプンツェル』は読み切り作品でした。鏡がなかったという描写もありません(少女が自分を醜いと信じていたのは、自分の顔を知らなかったからではなく、美醜の基準がゆがめられていたから)ので、別の作品である可能性も濃厚ですね。 (島本さん・01/01/13)

●これは、まだ調べてないのですが、菊川近子さんの作品にこういうのがあったように記憶します。
「週刊マーガレット」だと思いますが、但し、おばあさんじゃなく父親に言われたのですが… 近所に仲良しの男の子がいて、その子にも彼女が醜いというように頼みます。 (しかし、その子も彼女の美しさが好きで…恋焦がれていますが、きれいといえば、離れていくので…) 街からきたお嬢さん、そのお嬢さんが好きな男の子がその子をかわいいといって初めて自分とそのお嬢さんとを比べてみます。 それで、自分の事を、初めてきれいとわかるような話ですが…(あねさま・01/01/13)

●一緒に暮らしていたのはおばあさんと書きましたが、その辺の記憶はあいまいです。ただ、母親ではない少女の肉親であるのは確かだと思います。そしてその人物は少女に母親と同じような人生を送ってほしくないと強く願っていました。鏡の描写はあったように思います。少女に顔を確認させないために鏡をおいてなかったと・・・。 少女は自分でも醜いと思いこんでいたのでいつも物陰にかくれて人目をさけて過ごしていたように思うのですが・・・。村人が偶然少女を見かけた時もあまりの美しさに見とれているのに、少女は自分の醜さに驚いているのだと思いこみすぐに逃げていってしまうという場面があったような・・・。

>あねさま どうもありがとうございます。 いつ頃のマーガレットかわかりますでしょうか?『ラプンツェル〜』とあわせて調べてみたいのですが。(kyokoさん・01/01/13)

●菊川本の方ですが、今捜査中です!家の中をひっくり返してるんですが出てきません! 一応マーガレットコミックス版なのですが、この人の作品は全部持っててあちこちに…転々と… 多分『薔薇の樹』と思うのですが、まだ、未確認情報です。ごめんなさい!(あねさま・01/01/14)

●『薔薇の樹』を入手することができまして、読んでみたところ大正解でした!! 少女の母がどのように不幸だったのかということと、読めなかったラストがとても気になっていたのですが、無事解決しました。皆々様 どうもありがとうございました。 (kyokoさん・01/01/19)