●依頼No.120 依頼者:黒砂糖さん
女性が麻薬Gメンになる話について
女性が麻薬Gメンになって両親と友人を殺した親戚に復讐するお話です。女性は外国で事情を知った麻薬Gメンの男に厳しい訓練を受けますが、日本へ戻ってきた日に 事故で記憶をなくします。引き取られた親戚の家で「両親が麻薬をやっていて警察に追われて亡くなった」と枕の下に設置されたカセットデッキのテープで刷り込まれますが、デッキに気付き、不審に思って話をきくため訪ねた友人も殺されます。やがて、女性は親戚が麻薬売買をやっていて両親はそれに気付いたため殺されたことを思い出し、友人も口封じで殺されたことが分かり、復讐心で女性は叔父を撃ちます。叔父が死ぬ前に、一緒に日本へ来て見守っていた男が叔父を警察へ引き渡し、女性も全て思い出し、再び男と外国へ向かうか何かでした。また、高階良子さんっぽい気もしますが、作品一覧を見ても思い出せません。よろしかったらどなたか教えてください。
●これは高階良子の『赤い迷路』です。講談社から出ている『高階良子 幻想ロマンセレクション』という文庫の1巻に収録されています。辛い経験を重ねてきた主人公ですが、最後は影の男と未来に向かって旅立つんですよね。そのために、読後感もそれほど重苦しく感じませんでした。(たまこさん・01/03/09)
●たまこさん、ありがとうございます!高階良子さんの作品は印象に残りやすいようです。たくさん文庫になっているのですね。久し振りに読みたいです。 (黒砂糖さん・01/03/11)