●依頼No.177 依頼者:アンジーさん
秋里和国・「TOMOIシリーズ」について
『眠れる森の美男』と『TOMOI』という作品に関してなんですが、一番最初に単行本化されたときと、その後の単行本とエンディングが違っていたような記憶があるのですが、何かご存知の方があれば教えてください。
●中途半端な返事になってしまうかもしれないのですが。『TOMOI』のシリーズは最初『花のO−ENステップ』(だったかな?)に収録された後、御本人が2作全編描きなおしをされて新しい話として『TOMOI』に収録されたはずです。古いほうはもったいないことに捨ててしまったので、どう話しが違っていたのか細かい所は思い出せません。(もりいさん・01/07/10)
●「プチフラワー」掲載時は、友井がエイズに罹り,死期を悟って、アフガン内戦に身を投じ、「ああ空が青い」とかナントカ言いながら戦死するラストでしたが、最初の単行本が同じかどうかは分かりません。あまり参考にならなかったらごめんなさい。(TUNさん・01/07/11)
●もりいさん、TUNさん、レスありがとうございました。やっぱり、違うバージョンが存在していたのですね。しかし秋里和国はなぜほぼ全編描きなおししたんでしょうか。引き続き何かご存知の方、情報をお待ちしております。 (アンジーさん・01/07/12)
●確かにとーとつにアフガンが出てきて、不自然な展開でしたから、作者として不本意だったのでしょうか。(TUNさん・01/07/12)
●私が『TOMOI』を読んだのは単行本ですが、たしか好きな男に振られて(これが『眠れる森の美男』での話だったと…)アメリカの病院で働き出して、そこで新たな恋人が出来るんですが、その彼がエイズになってしまいます。で、エイズが原因かどうか忘れましたがとにかく死んでしまいます。その傷心を癒すため、あるいはやけっぱちでアフガンに行き、そこで知り合った少女と心通わすようになるけれど、爆撃で彼女も死んでしまう。で、友井も大怪我してて、「神様、もう死んでも良いですか?」というのがラストシーンだったのですが。
『花のO−ENステップ』に出ていた「TOMOIシリーズ」は『眠れる森の美男』に出ている話か、その前に当たる話だったと思います。主人公は友井じゃなかったですよね、確か。恋人を友井に狙われてる女の子が主人公だった気が…。ギャグだったのに…。すみません、何の参考にもならなくて…。(とめ吉さん・01/07/12)
●私は連載時にプチフラで読んだだけで、実はかなりうろ覚え。今日BOOK OFFで、単行本『眠れる森の美男』『TOMOI』と文庫版『TOMOI』と単行本『花の….』をざっと見てきました。文庫版『TOMOI』は単行本『眠れる森の美男』と『TOMOI』をくっつけたもののようでした。プチフラ連載時の通りのようでした。別の棚にあったので並べて比べたわけではありませんが。『TOMOI』最終回は、やはりアフガンの戦場でしたが、友井がエイズにかかっていたのは私の勘違いでした。友井の恋人がエイズにかかった上、目の前でその妻に射殺されたショックで自暴自棄になったのか、なぜかアフガンに行ってしまったのです。アフガン行きは、恋人への後追い自殺のつもりだったのでしょうか。最終回は昭和60年「プチフラ」掲載でした。単行本『花の….』は、8巻に 友井の恋人がエイズにかかった上、目の前でその妻に射殺される というシーンがありました。こちらは「週刊少コミ」で昭和58年掲載と書いてありました。単行本化するとき書き変えたのでなく、それぞれ別の雑誌に連載していた話を別々に単行本化したのでは。時間がなく、詳しく立ち読みできなかったので、この程度のことしか分かりませんでした。(TUNさん・01/07/13)
●とめ吉さん、TUNさん、レスありがとうございました。初めて『眠れる森の美男』を読んだのは13年くらい前で友達から単行本を借りて読んだので、私は「プチフラ」連載時がどんな内容だったかはわかりません。しかし、<違うバージョンでは?>と疑問に思った訳は、友達に借りて読んだ時から数年経って、自分で購入した単行本の内容が、友達に借りた本の内容と違ったからなんです。私としては、『眠れる森の美男』を借りたとずっと思ってたんですが、『花の…』に収録されていた話だったのかもしれません。とりあえず、皆々様に頂いた情報をもとに、古本屋で『花の…』を探して読んでみます。ほんとうにありがとうございました。(アンジーさん・01/07/13)