●依頼No.192 依頼者:はるるんさん

死んだ兄の愛人を弟が訪ねる話について

私がすごーく気になっている作品は、1980年代ぐらいの作品で「少年が兄の愛人を訪ねる。愛人の家は家電製品がほとんどなく、少年は普段の兄からは想像がつかない。ここで兄はなにをしているのか、と愛人に聞くと、愛人は「何もしないでほとんど寝ている」と答える。実は兄は死んで、弟はそれを伝えるために愛人の家をたずねた。」という作品です。すごーく気になっていて、題名や作者をしりたくて、絵のイメージで小椋冬美さんの作品かなー、と思って、立ち読みOKの古本屋さんめぐりもしてみたのですが、どーしても分かりません。できたら、教えてください。

これは多分、吉野朔実さんの作品だと思います。ぶ〜けに連載されていた『いたいけな瞳』の中のひとつで『淡水魚』という題です。ぶ〜けワイドコミックス版『いたいけな瞳』4巻に収録されています。吉野さんは私が一番好きな作家さんです。これを機会にぜひ他の作品も読んでみて下さい。心に残る印象的な台詞がたくさんあると思います。(ななこさん・01/06/13)

●ありがとうございます!古本屋さんでさがして、本を入手することができました。まさしく、私が探していた本でした!愛人さんが私が思っていた年齢よりもずっと若かったのにはびっくりしました。読んだ後も、こう、余韻がのこるというか、そんな感じの作品ですね。殺人事件の話も、もかまたりの話も全部おもしろかったです。(はるるんさん01/07/12)