●依頼No.264 依頼者:南さん
「こんちくしょう」と少年が叫ぶ話について
今から33年ほど前、お友達の家で読んだ本(付録)でした。時代はナチス 冒頭シーンで両親が連行?殺害?で、少年が家に来たナチスに「こんちくしょう」と言って向かっていくのです。私はその時初めてその言葉を知りました。残念ながらそのシーンしか憶えていません。手がかりはこれだけなのですが、分る方いらっしゃいますか?
●回答ではありませんので、読み飛ばしてもOKだったりして(^^;; 付録作品で対ナチス、ということで思い浮かぶのは、樹村みのり『雨の中のさけび』(「りぼん」1965年8月号付録)だったんですが、サンコミ『ピクニック』に収録されたこの作品を見る限り、「こんちくしょう」と言うシーンはありませんでした…。(島本さん・01/08/22)
●付録でナチス物(外国が舞台の戦争物?)ってそうないと思います。でもたしかにその少年(11,2才)は「こんちくしょう」と言ったんだけど....。私の勘違い?記憶違い?樹村みのりさんの絵だったのかなあ...とにかく地味な絵だったのは憶えています。なんとか確認できたらいいなあ。島本さん、どうもありがとうございました。(南さん・01/08/24)
●私も島本さんと同じく樹村先生の『雨の中のさけび』を思い起こしました。しかしそんなセリフはなし・・・。確認しているのが単行本なのでセリフが差し替えられた可能性も否定は出来ませんね。ところで『雨の中のさけび』」が収録されている付録は『ふたりだけの空』というタイトルです。『ふたりだけの空』はアメリカ南部が舞台の人種差別を扱った作品で、作中に「ちきしょう!クロンボめ」という父親のセリフが出てきます。主人公の少年は寝床でそれを聞いています。このセリフの強烈な印象と、「雨の中のさけび」のラストの少年の無言の叫びが入り混じってそのようにご記憶されたのかも・・・とは推理し過ぎでしょうね(笑(カウカウ大臣さん・01/08/27)
●そうですか、なかったですか...「こんちくしょう」少年は白人でした。勘違いしてるんですね、きっと(私にはよくあることです)。とにかくその本で確認するしかないですね。島本様、カウカウ大臣様 ありがとうございました。 (南さん・01/08/28)