●依頼No.287 依頼者:明日香さん

取り違えられた2人の少女の話について

15〜20年位前の「なかよしデラックス」に掲載されていたと思います。赤ちゃんの時に取り違えられた二人(お約束どおり金持ちと貧乏)、貧乏にもどりたくない主人公はもうひとりを殺してしまうんだけど、その金持ちの家系はある貝を食べるとアレルギーで顔に蝶のようなアザが出るのです。死体にそれが現れて、ばれてしまう話だと思うんですけど、誰か知っていますか?多分、こいわ美保子さんという人のマンガだったと思うのですが・・・。

ヒントになるかどうかわかりませんが、KCなかよしで出版されたこいわ美保子さんの単行本に次の2つのものがあります。『真夜中のシンデレラ』『天使の殺意』。『真夜中のシンデレラ』は私も読んだ記憶がありますが、違う話だったと思います。・・・ということは「天使の殺意」でしょうか?読切り作品なら同時収録されてるかもしれませんし、もしかしたら単行本未収録かもしれませんが・・・。まりあさん・01/02/17)

●まりあさん、お返事ありがとうございました。私は『真夜中のシンデレラ』は持っていますが、『天使の殺意』の存在を知らなかったので、教えて頂いてうれしかったです。なんだかこの題名だった様な気がしてきました。さっそく古本屋で探してみようと思います。(明日香さん・01/02/19)

●明日香さん、申し訳ありません。『天使の殺意』を入手したところ全然違った作品であることがわかりました。お金持ちの家に何不自由なく育った少女が、父親の死後、血のつながらない兄に裏切られ殺されかけすべてを失ってしまう。少女は暴走族の女の子に助けられ、兄に復讐しようとする・・・っていうストーリーでした。ちなみに同時収録されている『聖マリア伝説』も全然違うストーリーでした。残念!(まりあさん・01/03/12)

●まりあさん『天使の殺意』、わざわざ入手して下さったんですか?すみません。結果は残念ですが、感謝です。 でも依頼のお話はやっぱりこいわ美保子さんなのではないかという確信めいたものを持ってしまいました。なぜならこの人、お金持ちの取り替えっこOR成り変わりの話が多い気がしませんか?『真夜中のシンデレラ』も金持ちになりたい少女の野望がテーマでしたもんね。きっと、コミックス未収録なんだなと思いました。ちなみに『聖マリア伝説』はどんな話でしたか?よかったら教えて下さい。(明日香さん・01/03/13)

●『闇マリア伝説』は、以下のような話です。女の子3人組が旅行に行った先である村にお世話になることになります。でもそこは悪魔を信奉している村だったのです。そして、3人の女の子のうちの一人は先祖の古い契約により悪魔の子の母となる運命の「闇マリア」だったのです。(まりあさん・01/03/15)

●その作品は、私も読んだ記憶があります。こいわ美保子さんであることは間違いないのですが、タイトルが思い出せません。また、読みきりであったはずなので、単行本には同時収録されているかも知れません。ばあやが自分の孫と、働いている家の娘を取り替えてしまうお話ですよね。ばあやが死ぬ間際に主人公に打ち明けて、血液検査をされそうになったり、取り違えの相手に、ディスコでの写真をネタにゆすられたりしてました。確か殺人がばれるのはあざのせいではなく(もう腐敗していたので)、指にはめたままにしてしまったルビーの指輪のせいだったと思います。家に代々伝わるものでした。刑事が家にやってきて、それをまだ知らない主人公が、赤ん坊をあやしながら、私は運命に勝ったのだろうか、と思うところでおわりでした。って、タイトル分かんなきゃ意味ないんですけど、これだけ書けば、誰かわかる人いないかなあとか思って。長々と済みません。(ちひろさん・03/03/19)

●別の掲示板で詳細が判明してたので転載します。

こいわ美保子『黒衣のマドンナ』
「なかよしデラックス」1984年9月号に掲載

ムール貝を食べると顔に蝶の痣が…というのがとにかく印象的なこのマンガ、国会図書館でなら読めるそうです。(sawさん・05/06/08)