●依頼No.323 依頼者:ユキエさん
少女が大地震を生きのびる話について
『マグニチュード8.6』(数字はあいまいな記憶です)とかいうタイトルで、10年以上前の漫画です。タイトル通りの大きな地震が起き、主人公の女の子が、同じく生き残った男の子と最終的には力を合わせて生き抜くというような内容だったと思うのですが・・・。少女 マンガとは思えないような、ある意味現実的な内容だったと思います。私が読んだのは確か昔の文庫版だったんですけど、何か手がかりがあれば、是非教えてください!?
●これは中森清子さんみたいです。確か「週マ」だったと思います。ぽいママさんのHPの懐かしい本コーナーによれば『東京マグニチュード8・2』ですね。コミックス有無…はちょっとわかりませんが何かに入っていたような気もします。(めぐみ・99/10/24)
●1973年の「週刊マーガレット」を所有しているのですが、『マグニチュード8.7』浦野千賀子と、いう連載が載ってるんです。リアルタイムでも読んでまして、「あの、アタックナンバーワンの作者が地震パニックモノ(?)を描いてる」と思った記憶があります。スキャナーもデジカメも無いので画像を送れず残念なのですが、間違いなく、正確なタイトルは『マグニチュード8.7』、作者は浦野千賀子さんです。(S.Hさん・00/7/7)
●『マグニチュード…』について、追加情報です。雑誌の整理をしていましたら、『マグニチュード・…』の一回目が掲載された「週刊マーガレット」を見つけました。1973年の30号でした。機会がございましたら確認してみて下さい。同じ号に中森清子さんの読みきりも載ってますから、それで混同されたのではないでしょうか?(S.Hさん・00/7/17)
●浦野千賀子さんの『マグニチュード8.7!!』をリアルタイムで読んだことのある私は、ユキエさんのお尋ねの作品はコレだと思い込んでしまいました。
ところが!!中森清子さんも 『東京マグニチュード8.2』という作品を描いてらっしゃたんです。主人公は、香川緑。学校の授業中に地震が起こり、3人のクラスメイト達と、逃げ出しますが、結局、生き残ったのは主人公だけ。というすさまじい内容です。津波で屋上まで海に浸かったサンシャインビル(!!)から、外国のレスキュー隊にヘリで助けられる・・・というところで終わっています。当時ならコレでよかったんでしょうが、今なら、こんな悲惨な体験をしてしまった主人公の、その後の、心のケアが非常に気になります。集英社漫画文庫で出ていますから、ユキエさんがお尋ねの作品はこちらの方でしょう。
めぐみさんの最初の回答で正解だったのです。どうも、よけいな情報を、お知らせしてしまったようで申し訳ありません。以下、データです。
『東京マグニチュード8.2』 中森清子 「週刊マーガレット」1982年1号〜 集英社漫画文庫
『マグニチュード8.7!!』 浦野千賀子 「週刊マーガレット」1973年30号〜 単行本不明
集英社漫画文庫は、今のものとは違います。ラッコ(?)のキャラクターが付いた昔の方です。今は絶版ではないでしょうか?(S.Hさん・00/8/29)
●中森清子さんの『東京マグニチュード8.2』を見つけました。集英社漫画文庫(旧版)で1983年2月25日発行です。1982年「ザ・マーガレット」1号に掲載されたようです。(にやんこさん・00/10/16)