●依頼No.330 依頼者:Chie Yosiokaさん

受験生の女の子と焼きイモ屋の青年の話について

15年以上前の少女マンガ。単行本化されていて、読み切りの話でした。受験生の女の子が主人公で、その子は一流大学(多分東大)を目指して毎晩勉強に 励んでいます。ある日、勉強している時にヤキイモ屋が通りかかり、女の子はヤキイモを買いに行きます。そこでヤキイモを売っていたのが、まだ若い青年でした。女の子は若いのにヤキイモを売っているその青年を見て、「家が貧乏なのね、可哀 相」などと思います。女の子はヤキイモのおいしい食べ方を教わったり、悩みなどを相談したりして、だんだんと仲良くなっていきます。最後には、実はその青年は貧乏ではなく、趣味でヤキイモを売っていただけだという事が分かります。青年の家は豪邸で、綺麗なお母さんがいて、しかも彼は東大生だ った、というストーリーです。同じ単行本の中に、家業の銭湯を継ぐのを嫌がっている女の子の話も掲載されてい たと思います。この本の作者、タイトルなどを知りたいです。よろしくお願いいたし ます。

これは里中満智子の『やきいもは恋の味』ですね。講談社コミックスの『湯あがりはピンク色』に収録されています。「焼〜きいもったら何の味♪」とか歌いながら売ってるんじゃなかったでしたっけ?私もこれ、好きな作品です。『湯あがり〜』は、町内のガスがつかえなくなっちゃったせいで、クラスメートたちが主人公の女の子のうちの銭湯(薪をくべて焚いていたのでここだけお風呂が使えた)に来ることに。憧れの彼までくるのに番台にすわらなきゃならなくて…って話でした。このコミックスは、古本屋さんをまめにチェックすれば比較的手に入りやすいのでは?と思います。(めぐみ99/12/22)