●依頼No.364 依頼者:まりえさん

女性が理不尽な囚人生活をさせられる話について

10〜15年前くらいに読んだ少女マンガです。主人公の女性が、島かどこかに連れていかれたら、悪いこともしていないのに囚人のような生活をさせられている女性達がたくさん。1人が高熱を出して、でもお風呂はお湯じゃなく海水で・・。
これだけしか覚えてないのですが・・・よかったら情報おねがいします。 

●昔、「なかよし」に描いていらした関よしみさんの作品ではないかなと思います。私も読んでました。独裁者のような町長にとって邪魔だったり逆らったりした人達が、事故を装って殺されたり精神病院に送り込まれたりする話だったと思います。「お湯が海水に見えるなんて、やっぱり頭がおかしい」とうそぶく見張りのシーンがあったように思います。高熱を出していた女の子は死んでしまい、病院を脱出した主人公を助けてくれた男の子も殺されてしまいます。確か最後は助けてくれた男の子の胃の中にあった写真のフィルムがジャーナリストの叔父さんの手に渡り、それが決め手になって町長が逮捕されたような記憶があります。確証ないけど、藤本ひとみさん原作の『ガラスの標的』かも。関よしみさんは御自身でホームページを運営しておいでなので検索して訪ねてみては?(かなさん・02/04/05)

●かなさん、ありがとうございます^^検索してみたら関よしみさんの単行本の表紙があったのですが、教えていただいた『ガラスの標的』、絵が記憶のものと似ているように思えました。 お風呂のお湯が海水のお話というのはそう他にないですよね。これだけの記憶だし……と半ば諦めていたのにうれしいです。古本屋にあったら見てみます。(まりえさん・02/04/07)

●その作品は『ガラスの標的』です。関よしみ先生の初期の頃の作品で,私も所有しています。(ちなみに関よしみ先生の本(単行本)は全部持っています。だって,大ファンですから。) ただ,今ではなかなか見つからないのでは。私は,長崎在住なのでもし,近くなら見に来られたらどうでしょうか。(Hirotakaさん・02/08/11)
 

●『ガラスの標的(85年11月15日第3刷)』(関よしみ/藤本ひとみ)
初期の頃は藤本ひとみ原作で描くことが多かった様です。

 当時、Y県S市は木戸病院院長(=市長でもある)に牛耳られていた。そこへ主人公(梶間麻子)は、S市に転向してきた。医者でもある梶間麻子の父は市会議員に立候補する。その時木戸市長の病院での悪事(患者を新薬の実験台にしたり、わざと癌細胞を移植した。また、反対者は捕らえて離島の木戸精神病院に強制入院させ虐待した。まりえさんが見たのはこの精神病院での虐待の様子だったのではないでしょうか。)の証拠を手に入れたことを告げたために、市長一味から一家皆殺しに合う。麻子も捕らえられ虐待されるが、仲良しの倉田ひろみが死んだ際に、ひろみの代わりに棺桶の中にもぐりこんで脱出する。そして、唯一の味方だった津村淳二とその母(後に木戸一味から殺される)と共に必死の思いで手に入れた証拠を淳二のおじが手に入れ、悪事が露見する。木戸市長はヘリコプターで脱出を図るが麻子の抵抗に合い、ヘリコプターは不時着する。そこへ群がってきた木戸精神病院の患者(木戸に虐待されていた人達)によって崖から突き落とされ木戸は死ぬ。…というストーリーです。(ビロさん・02/08/13)