●依頼No.382 依頼者:恒さん

大和和紀・『杏奈と祭りばやし』について

大和和紀先生で、『杏奈と祭りばやし』という作品があるそうなのですが、どういうストーリーですか? また、コミックスに収録されているのでしょうか?遠くに住む知人に、ものすごく良いと勧められたので、気になっています。簡単な筋でいいので教えてください。よろしくお願いします。

●お尋ねの『杏奈と祭りばやし』は、『はいからさんが通る』の番外編に収録されていたと思います。お話は、戦後まもなく、少し知恵遅れ気味の優しいおじさんが、自分の名前もわからない女の子を拾って育てるというお話です。おじさんは、太鼓をたたくことと、紙飛行機で戦闘機を折ることが得意でした。やがて杏奈と名づけられた女の子がおおきくなって好きな人ができたのですが、自分を育ててくれた人を捨てていくことができずにとても苦しんでいました。それに気づいたおじさんは、(この辺はあやふやな記憶です)祭りの日に杏奈を好きな人の元に送り出します。杏奈は、おじさんの叩く太鼓に送り出されるように旅立ちます。おじさんは、それを見送ると倒れて死んでしまいます。(病気だった事は杏奈に隠していたはずです) やがて杏奈が大きくなり、自分の子供を連れてその町のお祭りに帰ってきて、おじさんを懐かしんでいる。というお話だったように思います。
もう20年位前に読んだお話なので(年がばれる)記憶があやふやで、お話もうまく説明できませんがとても良いお話だった事は確かです。(karymaさん・02/04/28)

●karyma様、ありがとうございました!ご説明を読む限り、とてもいいお話のようですね。今度知人に会う機会があったら、貸してもらいます。本当にありがとうございました。(恒さん・02/04/28)