●依頼No.405 依頼者:藤井雅恵さん

気がふれてしまった少女の話について

15年位前でしょうか、曖昧ですが。当時、書店で立ち読みしたコミックスの中に、結婚式を控えて幸せな女の子が昔、浮気をして出ていってしまったお父さんを結婚式に呼ぶかどうか悩んでいた話がありました。結局、お父さんを呼ぶことにするのですが、幸せなはずの結婚式に現れたのは、花嫁一人で、実は少女は、気がふれてしまっていて、実際にはいない花婿をいるものと思いこんでいた・・・という内容でした。上原きみこさんの話と思いこんでいましたが、どのコミックを見ても載っていないので、どうやら違うようです。ご存じの方、教えて下さい。

●藤井さんへ
これは正式な回答ではないのでお力になれないのかもしれませんが、小学館発行の
「ちゃお」で上原先生が発表した短編作品に藤井さんのお尋ねの作品に類似した作品があります。(この作品発表後、上原先生は「ちゃお」で活動していません)ただ、題名までが思い出せないのでご参考までに。上原先生の作品にしては、とっても暗い物語でした。(べらさんさん・02/02/22)

●ありがとうございます。もしご存じでしたら、いつ頃のちゃおに掲載されていたか、コミック掲載の有無など、教えて頂ければ幸いです。 (藤井雅恵さん・02/03/10)

●自分の記憶が曖昧ですけれど(汗)自分が覚えているこの作品は、上原先生の長期連載作品であった『こちら愛応答せよ』が完結した直後、読切として発表された作品です。確か、1986〜1987年ごろだと思います。

題名が今だ不明瞭です(コミックス掲載についても)が、藤井さんのお答に繋がるかどうか自信はありませんけれど自分が覚えている範囲のあらすじを述べておきます。

#主人公の少女の所に、単身赴任で遠方に滞在していた父親が戻ってきます。久しぶりに家族団欒の夜、家に一人の女性が訪ねて来ます。それは、父親の恋人であろうことか、彼女は妊娠していました。恋人との生活を選んだ父親は、家族を捨て出て行きます。父親が去ってから、主人公の母親の言動がおかしくなります。精神を病んだ母親と暮らしながら男性不信に陥った少女は、極力男性を避ける様になるのですが一人の男性が現れて少女の頑なな気持を癒してゆきます。そして、月日が流れ父親の所に結婚式の招待状が届きます。罪悪感を持ちながら教会へ向かう父親が目にしたものは、ウィデングドレス姿の少女と母親の二人しかいないという結婚式でした。

このような物語でした。再度、ご参考になれば(べらさんさん・02/03/13)


●べらさん、ありがとうございます。まさしく、この話です!読後感は確かによくなかったですが、なぜかもう一度読んでみたくなってしまったのです。タイトル等、ご存知の方、教えて下さい。宜しくお願いします。(ワカさん・02/03/14)

●上原きみ子先生を特集したHPを覗いてみましたが、
『愛のイマージュ』という作品が該当するのではないかと思います。(「ちゃお」1987年3月号掲載) ただ、私も実際目にしたわけではありませんので、絶対とは言えませんが・・・。この作品はコミックス未収録作品のようです。(まりあさん・02/05/23)