●依頼No.408 依頼者:すももんさん

沼の怪物にひきずりこまれる話について

私のさがしているマンガは大分前に単行本で読んだのですが、作者とタイトルがわかりません。いくつかの恐い話が短編で収録されているものでした。そのなかで印象に残っているお話が、ちょっと昔の時代の話でおばあちゃんの家にあずけられた女の子があるお姉さんとなかよくなるんですが、そのお姉さんが親の決めた結婚話を嫌がって沼に飛び込んで自殺してしまう。 それを近所の男の子が沼の怪物に引きずり込まれたんだ、とみんなに言いふらす。自殺信じたくない女の子は本当だよねと問いつめるが男の子は嘘だったと女の子に白状する。やがて自分はあずけられたのではなく親に捨てられたんだと知った女の子が沼のほとりを歩いていると、男の子の言っていた怪物がでてきて、、。最後はみーつけたとお姉さんを沼でつかまえる、、。という内容だったと思うのですが、、、。その他にも人が天使のような羽を持った世界で一人だけ羽のない男の子の話も収録されていたと思います。

わかりにくいと思いますがぜひ作者とタイトルが知りたいので よろしくお願い致します。

● タイトルがちょっとうろ覚えですが、杉本啓子さんの『かくれんぼ』だと思います。 77年ごろの「週刊少女フレンド」又はその増刊号に掲載されていました。その後単行本でも読んだんですが何に収録されていたのかはっきり思い出せません。『夢の樹』だったような気もするのですが 、天使のような羽を持った男の子というお話が思い当たらないのです。(忘れているだけかもしれませんが) 『夢の樹』というのは1話完結式の4話ぐらいのお話で第1話は主人公美樹が7.8歳の頃父の愛人の女性と公園で出会い彼女は美樹の事を何でも知っていると言うのです。その女性が自殺したというところで1話目は終わりでした。間は忘れてしまいましたが最終話は美樹は17.8歳ぐらいで母親は心の病にかかり病院に入院することになる。母親を病院に送っていく前に二人は喫茶店で熱帯魚を見ながら話をしている。といっても、美樹が一方的に話しているだけで母親は無関心。思わず「ママ!」と叫んで周囲の客の目を引いてしまう。 バス停で母を見送り一人になった美樹に先ほどの喫茶店で家族と一緒に来ていた少女が買ってもらったばかりという帽子を風で飛ばしてしまい美樹が拾って手渡そうとすると彼女は「ね、ちょっとかぶってみて」と言い、美樹が帽子をかぶると「決めた、その帽子あなたにあげる」と言って家族の方へと去っていく。その後姿を見送りながら美樹は勇気付けられたように歩き出すといったようなお話だったんですが。他には鉛筆削りが得意な小学生の女の子のお話が載っていました。 これらのお話に心当たりがおありならお尋ねの作品はKCコミックスの『夢の樹』に収録されています。 (チュンさん・01/08/18)