●依頼No.415 依頼者:けろここさん

木内千鶴子・高校生が雪山で遭難する話について

ずっと気になっているマンガがあるのです。どうか教えてください。

あらすじ。
高校生グループが雪山に登ります。地元の少女が案内役に着いて行きます。でも、彼女を田舎者と馬鹿にして、みんな忠告を聞きません。忠告のひとつに、食料は一度に全部食べ切らない方がいいというものがあります。そのうち吹雪になって、遭難します。おなかが空くけど、食べ尽くしてて食料はなし。案内の少女がおにぎりを出しますが、凍っています。それを解かしながら少しづつ食べます。弱そうな男子が、おしっこをしたいけど手が凍傷でファスナーを開けられないとべそをかきます。少女か先生が開けてあげて、「体温が下がるから少しづつ出すのよ」とアドバイスします。じっとしているのに耐えられなくなった何人かが、勝手に行動し、2人ぐらいが亡くなってしまいます。最後に助けられたとき、高ビーだった女の子が「私のわがままで友人の命を奪ってしまった」というような意味のことを言って泣きます。

こんな内容でした。最近の情報で、多分、木内千鶴子さんの『吹雪の中の26人』ではないかとまでは突き止めましたが、細かいエピソードまでは照会できず、確信が得られずにいます。ズバリこれです!という答えが得られると嬉しいです。お願いします!

お尋ねの作品は確かに木内先生の作品です。正しいタイトルは『吹雪に消えた26人』で、けろここさんが書かれたあらすじ通りのものです。「別冊マーガレット」72年2月号掲載で、マーガレットコミックス『天国がみつからない』に収録されています。コミックスはレアなのでなかなかみつかりにくいとは思いますが、がんばって探してみてくださいね。それから木内先生の息子さんが木内作品を紹介するHPをひらいていらっしゃいますので、のぞいてみてはいかがでしょう?このサイトのリンクコーナーに載っていますよ。(めぐみ・02/06/06)

●めぐみさん、ありがとうございます。やっと確証が得られてすっきりしました。木内先生のHPは以前に覗いていて、そこでもしや、と思ったのですよ、実は。そこにも質問したのですが、レスつかなかったので、ここで。このまんがの記憶で、今でも寒い時にトイレに行くと「少しづつ出さなきゃ体温が下がっちゃう」と思ってしまいます。(笑)長年の、その知識の源が判明して大変嬉しいです。本当にありがとうございました。(けろここさん・02/06/07)