●依頼No.424 依頼者:ぷちさん

市川ジュン・バラの香りがヒントのサスペンスものについて

市川ジュン先生の初期の頃の作品だと思うのですが、殺人事件とかが起こるサスペンス物で、温室に咲いているバラの香りか、香水の香りが犯人を突き止めるヒントになっていたような気がするのです。タイトルや、雑誌名は全く覚えていないのですが、よろしくお願いいたします。

『レディ・エックス』(「別冊マーガレット」'74年11月号掲載・マーガレット・コミックス「それぞれの旅」収録)でしょうか?

天才的調香師の孫娘ちさが、嫁いで行く姉・まやのために、姉の好きな“レディ・エックス(<バラの名前・ラベンダー色系バラの名品)”の香水を内緒で調香し、調香室の奥に隠しておきます。ところが、調香室にまやが入った際、何者かに襲われ、頭の後に大怪我を負い、ちさの調香中の香水とその処方箋が盗まれます。その後、姉の見舞い客から“レディ・エックス”の香りがした事から、犯人が判明。今度は、真相に気付いたちさが狙われ・・・。

いかがでしょうか?余談ですが、'74年11月号から、市川先生のニック・ネーム 『ジュネ』さま が使われるようになりました。(B.B.レインさん・02/06/25)

●B.Bレイン様
そうです、これですっ!ありがとうございましたっ!!殺人、未遂だったのですね(汗)。この作品で、「調香師」という言葉を知り、
その時点からあこがれの職業になったのは今思えば、とてもなつかしい思い出です。早速古本屋(にしかないかな)を探してみたいと思います。本当にありがとうございました。(ぷちさん・02/06/26)