●依頼No.444 依頼者:いずみまむさん

26年前の「りぼん」掲載・少女の家にホルマリン漬けの目がおいてある話について

約26年前に父の付き添いで床屋に行ったときに読んだマンガなんですが、私は「なかよし」党だったので、確かに「りぼん」だと思います。内容は高校生くらいの仲良しな女の子同士がいて、好きな男の子がいるんですが、女の子の片割れと、男の子が学校にこなくなり、心配になった主役のほうが、片割れの女の子の家に行くと、ホルマリン漬けになった目が置いてあったのです。最初青春ものと思って読んでいたらいきなりそのようなシーンが出てきて、あまりの怖さに読むのをやめてしまったのですが、大人になった今も気になってしょうがありません。なんとなくもりたじゅん先生だったような気もするんですが全くわかりません。こんな不確かな情報で申し訳ありませんがどうぞよろしくお願いいたします。

● 26年前と書かれていらっしゃいますのでちょうどその頃だったと思うのですが、「りぼん」で汐見朝子さんが描かれた、『愛のびんづめ』では無いでしょうか。

主人公の少女は孤児で祖父と暮らしています。彼女は容姿にコンプレックスを持っており、クラスメートからもいじめられています。
彼女は綺麗な物を集めるのが好きで、貝殻やビー玉などを小瓶に詰めて部屋にたくさん飾っています。学校内でもとびきりの美少女が、主人公に親切にしてくれますが、それは自分の虚栄心を満たすためです。(転校生の、優しい美少年がいますが、彼に良く思われたかったからだったかも)
転校生の美少年は主人公にも優しく接してくれます。主人公は一番のお気に入りだった小瓶を彼にあげます。嬉しそうに小瓶を受け取った少年は、無邪気な気持ちでその小瓶を美少女にあげてしまいます。それを知った主人公はショックを受けます。翌日、少年は行方不明になります。
主人公が最後に少年と会っていたのを知った美少女は、主人公の家に行きます。部屋に入って美少女が見た物は、貝殻やガラスのかけら、ビー玉の入った綺麗な小瓶と一緒に、絹糸のような髪の入った瓶と、くりぬかれた目玉の入った瓶。驚愕する美少女にせまってくる主人公。
「あなたの髪も目もとても綺麗ね…。」
窓の外にいた老人に助けを求めますが答えてはくれません。
「祖父は耳が聞こえないのよ。」
翌日、美少女も行方不明になります。 主人公は、大好きな綺麗な物に囲まれてしあわせです。

…というかんじのあらすじです。
検索してみましたら、スタジオシップのシップポケットコミックスから出ている、『7さつぶんの幸せ』(1978年5月20日) というコミックスに収録されているようですが、おそらく現在は絶版です。(ままあずきさん・02/09/03)

●ままあずきさま
多分というか絶対この作品です。かなりあやふやなことばかり書いていたのに、適切なが回答をいただき感謝感謝です。(号泣)
今までずっと胸につかえていたものが解決して本当にうれしいです。ありがとうございました。(いずみまむさん・02/09/03)