●依頼No.448 依頼者:しょうこさん

『心友だよ』『真友だよ』と言い合う少女の話について

20年以上前の話で、友達同志の少女が何かいさかいをおこして、 家庭科の宿題(?)をどちらかが手伝わされて『依頼心が強い』というセリフだけ覚えてます。最後には解決して、お互いに『心友だよ』『真友だよ』と漢字を変えていいあっておわるという話です。絵柄はあまり少女マンガっぽくなかったと思います。(もしかして男性作家?)マーガレットかりぼんか・・・?

●あまり確かな記憶ではなくて申し訳ないのですが、「りぼん」に掲載された巴里夫さんの作品だと思います。タイトルは私も思い出せません。 ラストの「私たち親友だよね。でも親の友達じゃないよね、『真友』だよね」というシーンはすごく印象に残ってて、おかげで当時、学校の漢字テストで『真友』と答えて思いっきりバツをもらった憶えがあります。(さっちゃんはね♪さん・02/08/27)

●私もこれは巴里夫作品だと思います。実は持っているもののはずなのですが、現在巴作品は全部人に貸してしまっていて、タイトルなどの確認ができません。でも、単行本に収録されているのは確かです。(多分ティーンコミックスデラックスかと思います。)担任の若い女の先生に、それぞれの立場から書いた顛末の日記を提出したりする話ですよね?

いつ貸した本が戻ってくるのかは定かではないのですがわかりましたら、またご報告いたしますね。(FUMIKOさん・02/08/27)

●さっちゃんはね♪さん、FUMIKOさん、レスありがとうございます。親友という文字の変換と、家庭科の宿題(?)のことしか思い出せず、だめかなーと思っていたのですが、確かにおっしゃる作品です。何年の作品かだけでもわかるとうれしいです。74年ころから「りぼん」と「なかよし」を交互くらいに読んでいて、多分「りぼん」じゃないかと思っていたのですが・・・。FUMIKOさん、ぜひ続報お待ちしてます。さっちゃんはね♪さんも、ありがとうございました!(しょうこさん・02/08/27)

●自分勝手で命令的な大森勝美と依頼心が強く泣き虫の高松雅子は大の仲良し。しかしお互いに自分に都合のよい時だけの友人だった二人は、些細なことから絶交してしまいます。新任の松田先生との交換ノートに悪口を書き合う二人に、先生の指導も空回りしてしまいます。
転機は家庭科の宿題を雅子がお母さんにお願いした時に訪れます。「依頼心が強くては将来苦労するよ」とお母さんに断られた言葉に、勝美から指摘された悪口、先生からのアドバイスが重なります。自分の欠点に気付いた雅子はその日から不器用ながら
何事も自分で努力をするようになります。ぎこちない仕上がりのブラウスでしたが、家庭科の先生からは自分で頑張ったことを評価され、松田先生もホッとします。
ある日勝美が出したラブレターを男子たちにからかわれた時、雅子がみてられないと勝美をかばいます。二人は元通りの仲良しに戻ります。都合のよい親友ではなく真の友の真友として。悪口を言ったお詫びをこめてソフトクリームで乾杯しようという勝美に、
雅子はこの作品のタイトル『わるくちをありがとう』と言います。
りぼんマスコットコミックス『赤いリュックサック』に収録されていますよ。 (カウカウ大臣さん・02/08/28)

「りぼん」1974年5月号に掲載です。(ぴーこさん・02/08/28)

●カウカウ大臣さん、詳しい説明をありがとうございました。少女たちの名前も、ラブレターの件ももちろん題名もすっかり記憶からなくなってました。ぴーこさんもありがとうございます。自分が何歳のときに読んでいたのかがわかりすっきりしました。またよろしくお願いします。(しょうこさん・02/08/28)