●依頼No.466 依頼者:わかさん

「ゆりの花は血の匂い」という言葉が出てくるマンガについて

はじめまして。 もう20年以上このフレーズが頭から離れないのです。
75年くらいのマンガなのですが、ある女の子が田舎の洋館で吸血鬼事件に巻き込まれるお話です。
吸血鬼の犯人はお屋敷の主人である青年とそのお屋敷に住む和装の女の子で、この女の子はゆりの香りをかぐと人を襲ってしまうというものでした。この青年は「ゆりの花の香りは血の匂い」だからとめぼしい女性にゆりの花の香りの香水をくばっていました。
主人公の女の子も香水をもらうのですが、香水ビンを割ってしまい(誰かに割られてしまったのかも?)、難を逃れることができます。姉が借りてきた雑誌に載っていたのですが、このお話を読んで以来ゆりの花をみるたんびに香りをかいでは血ってこんな匂いなのかあって思っていました。
この雑誌の巻頭は和田慎二先生の作品で神恭一郎の出てくるお話だったのですが、時期的なことを考えるとおそらく「別マ」だと思います。大変古い作品で恐縮ですが、お心当たりの方、作者名、作品名等お教えください。

●プリンセスコミックス・あしべゆうほ『悪魔(デイモス)の花嫁』の中にそんな話があります。
デイモスに魅入られた愛の女神の生まれ変わり伊布美奈子が転校してきた体の弱い同級生と友達になります。そのとき、ユリの香りの香水を貰います。デイモスの機転で香水は捨てられますが、1敵だけ残っており美奈子が着けていったスカ−フに付きます。 そのまま美奈子は、その転入生の家に遊びに。実は転入生は孤児で、博士で義理父ある男性がユリの香りを嗅ぐと血をすいたくなるように麻薬を入れていたものでした。そのとき「ユリの花は血の匂い」という言葉が出てきます。美奈子も首を吸われますがデイモスに助けられます。最後に博士は血(ユリの香りと麻薬の代わりに毒薬)を転校生に差し出しますがデイモスがはじき、博士の腕にかかりその香りにつられて転校生が博士を殺します。
どんなものでしょう?一応確かめていただけますか(^^)(みしろさん・02/10/15)

●みしろさま、さっそくの情報ありがとうございます。私の記憶とほぼぴったりなのですが、登場人物が転校生ではなかったような気がします。デイモスが出てきたかどうかもちょっとわかりません。でもそうそうあちこちで出てくる言葉でもないと思うのでひょっとして当時読んだ作品をごっちゃにしてしまってるのかも・・・。一度古本屋で『悪魔(デイモス)の花嫁』を確認してきます。(わかさん・02/10/15)

●『悪魔の花嫁』4巻に収録されていたと記憶しています。 文庫本もでていますが、順番がばらばらなので判りませんが、確認が取りやすいと思ったので書いておきます。頑張ってくださいねv (みしろさん・02/10/15)

●本日古本屋で確認してまいりました。たしかに『悪魔の花嫁』でした。香水を捨てられるシーンがまったく記憶通りでした。ただ和装の女の子と田舎の洋館が気になるのですが、おそらく同時期に似た様な吸血鬼マンガを読んでお話を合体させて覚えていたんだと思います。とにかく長年気になっていた「ゆりの花は血の匂い」がどの作品だったかはっきりさせることができて憑き物がとれた思いです。どうもありがとうございました。また何かあればよろしくお願いします。(わかさん・02/10/18)

●無事解決、おめでとうございますv気づくのが遅くなりました。ご報告で安心しました(^−^)(みしろさん・02/10/20)

※ちなみにサブタイトルは、「悲しき吸血鬼」です。(めぐみ)