●依頼No.470 依頼者:しのさん

日本人のフラメンコダンサーの物語について

教えてください。今から20年くらい前お友達の家で読んだ本。それは単行本でした。うろ覚えで定かではないですが日本人の幼い?フラメンコダンサーが本場スペインの街角で踊る。しかしスペイン人がわざとリズムをはずしてパルマ(手拍子)を打つ。しかし負ける事無く最後まで踊り通す。。。。たしかこんな場面があったような。フラメンコを習い始めた今、もう一度読んでみたいんです。お願いします。どなたか心当たりないでしょうか?

●その作品は、神崎順子先生の『サクロモンテの丘』だと思います。「なかよし」の78年2月号に掲載されまして、単行本では『奈々−愛のたびだち』の中に収録されています。ストーリーは、フラメンコダンサーを夢見る女子大生が、本場スペインでデビューするという、サクセスストーリーです。話の中に、主人公の夏子は、自分がフラメンコを始めるきっかけとなったプロダンサーのスタジオの生徒になるが、夏子の最初の練習で、日本人というだけで他の生徒がわざとリズムをはずしていじわるする。しかし夏子は「それなら私一人でも踊ってみせる」と踊りきるというシーンがありましたので、お探しの作品はこれではないかと思います。(ちばっちさん・02/10/08)

●あの、もしかして、主人公がスカート(フラメンコ用)を隠されて、ジーンズで稽古場に現れて「これで踊ります!」と負けずに練習を続けるお話でしょうか。それで先生が「この子は私に似ているわ」とか何とか…。だとすると、タイトルを間違えて覚えておりました。どおりで見つけられなかったはずです。『光と影のサパテアード』だと思っていたのですが、これは別の作品でしょうか。それとも予告タイトルか何かだったのでしょうか…(^_^;) 。 (ゆっこさん・02/10/09)

●そうです。そうです。ゆっこさんが探している作品も神崎順子先生の『サクロモンテの丘に』だと思います。主人公の夏子のドレスがコーヒーかなにかをこぼされ、「このままで踊ります」と言ってジーパン姿でスタジオに現れ、先生に「わたしの衣装を使いなさい」と言われたのに対して、他の生徒が快く思わず、夏子が踊っている間中ギターのリズムをわざとくずすんですね。 2ヶ所のNET古本屋でこの作品が収録されている単行本をみかけましたよ。比較的、手に入る本かと思います。『光と影のサパテアード』はこの作品の予告タイトルだと思います。なんとなく思いだしました。よく覚えていましたね〜(ちばっちさん・02/10/09)

●本当、ありがとうございました。あとは何とか自分で手に入れるようにがんばります。よかった〜昔読んだ本が今になって必要に欲しくなるとは思っても見ませんでした。ありがとうございました。(しのさん・02/10/17)

●ちばっちさま、私もお礼を申し上げます。タイトルのナゾも一度に解けてしまいました。サパテアードって何だろう、と思ったので強く印象に残っていたのですが、そのままでは永遠にこの作品に再び巡りあうことはなかったかもしれません(笑)。私も古本屋で探してみようと思います。
しのさま、フラメンコがんばって下さいね〜。(ゆっこさん ・02/10/19)