●依頼No.475 依頼者:もこさん
女性の顔が崩れる話について
初めまして。 30年近く前の作品のタイトルを知りたく思っています。
作家名も不明ですが、わたなべまさこ的絵柄と内容だったと記憶しています。当時連載されているものを読んだだけなのでかなりあやふやな記憶なのですが、ストーリーの概略は..
ヨーロッパ?の田舎の村で若い娘の連続殺人事件が起こる。犯人は古城?に住む美貌の女主人。彼女は美貌を保つために若い娘の皮膚を移植しており、新鮮な皮膚を得るために使用人に娘狩りをさせていたのだった。ラストでは皮膚の供給が間に合わず彼女の美しい顔がズルズルと崩れ落ちていき、物凄く恐かった!
あまりにも古いマンガな上、作者もわからず、自分では調べようがありません。御存じの方がいらっしゃったら是非お知らせ下さい。よろしくお願いします!
●その作品は、わたなべまさこ先生の『黒ねこがわらった』だと思います。「なかよし」73年、6・7月号に前後編で掲載されていました。
あらすじは、ある若い夫婦があかちゃんを産むために、夫が少年時代を過ごしたイギリスの片田舎の白亜の別荘に移り住む。そこには、管理人の老婆が一人と黒ねこが一匹。婦人はかわいい女の子を産むが、夫は自分の妹に似ていると言って、抱こうとしない。実は、昔自分の不注意で妹の顔にひどい火傷を負わせてしまう。それがもとで妹は自殺をしてしまう。が、密かに老婆のおかげで地下室で生きていた。ある日、老婆は夫人を地下室へ押し込み、妹のビビアンの顔を婦人そっくりに皮膚移植して、夫人になりすます。ビビアンの顔の美しさを保つため、若い娘を殺し皮膚を移植していく...最後は、パーティーの席で夫が自分の妻じゃないと言ったところ、急に顔がくずれだし、老婆が館に火を放ち、2人は館と共に崩れ去るというストーリーです。
KCフレンドシリーズでコミック化されましたが、レア本でなかなか入手困難ですが、わたなべまさこ名作集『青いきつね火』の中に収録されていますよ。(ちばっちさん・02/11/10)
●ちばっちさま
本当にありがとうございます!!お知らせくださった作品で間違いないと思います。
当時、私は連載の最終回だけを読んだのだと思っており、その割に記憶していたストーリーにボリュームがあったので疑問に思ってました。その辺りも連載当時の情報まで細かくフォローいただいたおかげで一挙に解決することができ、本当に感激しました!ご紹介いただいた『青いきつね火』は入手可能な様子なので早速注文してしまいました。
本当にありがとうございました!! (もこさん・02/11/12)