●依頼No.482 依頼者:のりさん

山の手のお屋敷から田舎へ里子に出されていた少女の物語について

 昭和40年代前半の「フレンド」です(たぶん)。物語は田舎で育った天真爛漫な少女が山の手のお屋敷に行く所から始まる。少女はこの家の実の娘だったが、なぜだか田舎に里子に出されていた。少女を迎えたのは、実の父と義理の母、その人と父との間に腹違いの弟、そして姉であった。(姉は学園の女王様っぽい)弟はヒコと呼ばれていて絵が上手くて病弱、少女は徐々にこの屋敷に馴染んでいくが、ヒコが死んでしまう。その時に少女がヒコを好きな彫刻家の美術館に連れて行き、熱が上がった事がわかり、義母、姉と気まずくなって家を出る。そして美術館に知り合った画家が実母を知っているとわかり、自分の実の父ではないかと思い、共に母を探し出す。コミックスで2巻まで読んだ事は覚えています。作者名、作品名、置いてある古本屋さん情報お待ちしています。

藤井由美子さん(原作つき)の『しあわせ』だと思います。KCフレンドから全4巻です。 (FUMIKOさん・02/12/04)

●FUMIKO様、すばやいレス有難うございます。昨日は忘れていたのですが、確かタイトルがひらがな4文字だったよなとも思っていたのです。古本屋さん巡り始めようと思います。本当に有難うございました!(のりさん・02/12/04)

依頼者:パンジーさん(06/05/29)

志摩子という名の貧乏な少女の話について

もう何十年も前のコミックなのですが、「志摩子」という貧乏な女の子が主人公のコミックで、男友達には「お志摩」と呼ばれていました。実はお金持ちのお嬢様??かなんかで、そちらの家で住むことになり、
いじめられるという話だったと思うのですが、かなり曖昧な記憶です。

でも、すごく最後が気になるので、どなたかタイトルなど、知っている方がいらっしゃれば教えてください。よろしくお願いします。

●パンジーさん、こんにちは。

それは藤井由美子先生の『しあわせ』ではないでしょうか。主人公の少女は志麻というのですが、本当は裕福な家の生まれで、お志麻と呼ばれています。実母が娘二人を家に残して出たことにより、乳母に引き取られて育ちます。実父も勝手で手許に残した長女と同じ進学校をを受験する条件で成長した
次女を引き取ることにします。実家には継母と異母弟がそのかかわりも面白いです。

私は下村湖人の『次郎物語』を彷彿させるようなお話だと思いました。とても良いお話で名作だと思います。入手困難ですが、時々みかけますので根気よく時間をかけたら再読出来るかもしれません。(恥さん・06/05/29)

●そうです。確かタイトルは『しあわせ』でした。今まで色々な古本屋さんで探したのですが、タイトルも
作者もわからないため、みつかりっこありませんでした。こんなに早く判明するなんて・・・・絶対最後までお話読みたいので、これから探してみます。恥さん本当にありがとうございました。(パンジーさん・06/05/29)