●依頼No.505 依頼者:さんかく さん

わたなべまさこ・『天使の ひとみ』について

私の母が、77〜79年頃に読んだことがある作品だそうなのですが、確かこのようなタイトルだったといいます。 雑誌「マーガレット」に連載されていました。断片的な記憶で申し訳ないのですが、以下です.。

�双子の姉妹が主人公
�一人は大金持ちのお嬢様であるにもかかわらず、なぜか顔面包帯の状態で、海辺のお屋敷の塔「開かずの間」に閉じ込められている。
�一人は貧しい漁師の家で、そこのお姉さん(実はそのお屋敷の女中さん)に育てられる。

一番記憶しているのは、漁師の家の方が、姉妹が中にいるとも知らずにその塔の側を歩いている場面だそうですが、記憶がやはり不確かで、人物の名前まではわからないそうです。

注意深くコチラのHPも見せていただいたのですが、わたなべ先生には双子の話が他にもあるようで、どうもちがうようです。本屋さんも探してみましたが、一応母が記憶しているタイトル『天使のひとみ』では、見つかりませんでした。果たして、この作品は存在するのでしょうか。もし何かご存知でしたら、お聞かせ下さい。よろしくお願いします。 。

●私自身は読んだことがありませんので未確認情報ですが、一昨年弥生美術館で開催された「牧美也子・水野英子・わたなべまさこ展」の図録(資料)によると、1957年の作品に『天使のひとみ』があります。掲載誌は「なかよし」11月号となっています。またその翌年に若木書房から全2巻?で単行本らしきものが出ています。時期的に符合するので存在は確実です。国会図書館や現代漫画図書館等で確認できるのではないでしょうか。ご参考まで・・・(カウカウ大臣さん・02/07/08)

●カウカウ大臣様、ありがとうございます。 そうでした、「なかよし」での連載でした。やはり、作品はあるんですね、ヨカッタ。 わかってうれしいです。若木書房から出版されたというあたりから、母娘でじっくり探してみます。どうも小学生の頃に夢中になっていた作品だそうで、
もう一度見るだけでもいいなぁ、と言っておりますので。(さんかくさん・02/07/08)

●平凡社「別冊太陽/少女マンガの世界�」を見てみましたら、わたなべまさこ先生の記述(本文66P)箇所になかよしの1958年1月号に掲載された『天使のひとみ』の扉ページの写真が載っています。虫眼鏡でみると(笑)『おなじあらしの夜にうまれた玲子と智子。その玲子は、おかねもちのひとりむすめなのに、なぜかつめたいひとみをしているのです。』とあります。はやく見ることが出来ると良いですね。(カウカウ大臣さん・02/07/09)

●おお、更に・・!だんだん近づいてきたような・・・。重ね重ね、ありがとうございます! (さんかくさん・02/07/10)

●昨年の「まんだらけNO.10」の目録に『天使のひとみ』 「なかよし」’58/8付録が掲載されました。 サイズB5で24頁、掲載価格\1500でした。ご参考までに。 (ぴーこさん・02/07/18)