●依頼No.523 依頼者:のりさん

男装している王女様の話について

70年代後半の「セブンティーン」(たぶん月刊)掲載です。 平凡な女の子が、異国の王家の革命か、戦争に巻き込まれる、又はタイムトリップして違う時代に行き、上記のような経験をする。その時の王宮の人々の衣装はギリシャ風でした。そしてその国の王子と親しくなるが、何かの拍子に王子にぶつかって、胸に触ってしまい、王子ではなく男装している王女だとわかる。そして少女は「私と同じ年位なのに、国の為に自分を捨てて…なんて偉いんだろう」と感激するシーンがありました。絵は割と顔が長かったような記憶があります。作者、タイトル、そして単行本になっているが教えて下さい。

●男装している王女様のマンガの追記、掲載紙をセブンティーンと書きましたが、違うかもしれません。いとこの家でこの号だけ読んだ事は覚えていて、そのころいとこが買っていたのがセブンティーンだったので・・・又年代は昭和52年の夏以降です。と言うのはその夏に宝塚のテレビ中継のベルばらを見たので、その王女様の事を「オスカル様みたい」と思ってたからです。(でもこれも記憶違いだったりして)それから作者はもしかしたら、井出智香恵先生かもしれないと思うようになって来ました。井出先生の作品に詳しい方、情報お待ちしております。 又皆様に聴いてわからない場合は、井出先生のHPのBBSに書き込んで聞いても、先生やファンの方に失礼に当たらないのでしょうか?こういう礼儀ってよくわからないもので、詳しい方教えて下さい。(のりさん・02/12/11)

●のりさんへ
お尋ねの作品はゆうきみちる先生の『南太平洋の騎士』です。のりさんのご記憶通り、1976年に集英社発行「月刊セブンティーン」での連載作品です。

#人類の命運を握る鍵となるという不思議な笛を持つ少女を巡って、聖なる一族と邪悪なる一族が争う物語です。

>何かの拍子に王子にぶつかって、胸に触ってしまい、王子ではなく男装している王女だとわかる
実は、笛を持つ少女のボディガードとして聖なる一族からやってきた美少年が敵に捕らえられた少女を助け出す際、女装(変装)して少女のもとへやってくる際のエピソードです。

>それから作者はもしかしたら、井出智香恵先生かもしれないと思うようになって来ました。
教えてジャンルのコーナーでも詳しく述べれておりますが、ゆうきみちるとは、井出智香恵先生のもう一つのペンネームです。現在休刊となった月刊セブンティーンでは、ゆうきみちるとして活躍なさっています。ですが、ゆうきみちる名義の作品が単行本として出版されているのは4冊しかなくてこの作品は残念ながら未収録になっています。

ご参考になれば(べらさん・02/12/22)

●べらさん貴重な情報ありがとうございます。教えていただいた作品に間違いないと思います。良かったです、私は夢の中で読んでいた物と現実をごっちゃまぜにしていたかと思い始めていたところでした。ゆうきみちる先生という名前にも覚えがあります。でも内容は私の記憶の中で結構脚色されていたようで、こんな無責任な問いに正しい答えを下さったべらさんに本当にお礼申し上げます。(ああ、でももう一度読みたい!)(のりさん・02/12/23)


補足説明のレスですが
『南太平洋の騎士』は、1976年5月号〜9月号に掲載されていました。

>でも内容は私の記憶の中で結構脚色されていたようで
いえいえ。この物語は、聖なる一族の女王が男装して主人公を守っているという設定なので、のりさんのご記憶は間違ってはいませんよ。 (べらさん・02/12/24)

●べらさん 更に詳しいご説明ありがとうございます。やはり男装の登場人物もいたのですね(ちょっとほっとしてます)いつの日か井出智香恵先生の全集が出る日が来るのを待ちたいと思います。べらさん、本当にありがとうございました。(のりさん・02/12/25)