●依頼No.524 依頼者:M子・ヨロZさん
安藤千恵子・『たのしいわが家』のストーリーについて
68〜69年頃の「りぼん」付録の単行本、安藤千恵子先生の「たのしいわが家」のストーリーを知りたいのです。舞台は西洋、主人公は思春期くらいの年頃の少女、名曲「埴生の宿」が歌われるシーンが重要ポイント…たったこれだけの記憶が頼りです。当時小学校低学年だった私は作品の意図は
おろか、ストーリーさえ理解できず、しかし独特の作風は心に残ったままでした。1年前亡くなった父が、その当時「埴生の宿」をバイオリンで弾いていたことを思い出し、この曲を作品の中で取り上げていた「たのしいわが家」のストーリーを知りたくなったのです。(30年以上もたっておりますのでかなりの難題ですね)。
●1969年3月号付録です。
アリスの父は5歳の時に亡くなり、母が働くために聖マリア学院にアリスを預けた。毎月月謝が届くけど、母はむかえにはこない。「埴生の宿」英語で「ホーム・スイートホーム」。甘くて素晴らしい家を歌ったものです。アリスはそれを持っていない。最後は母と新しい父も出来、たのしいうちまでも得た。
原作:さわさかえさん。内容が上手く書けないので、コピーしましょうか?メールください。(nonnoさん・02/12/21)
●nonnoさんありがとうございました。30年以上前、「りぼん」のカラーシリーズの1作品という悪条件の中、知っていらした方がいたなんて。寄宿舎の様なものが舞台で、主人公の家庭問題がテーマ?…程度の私のあやしげな記憶の糸がほぐれ、原作者つきだったことも初めて知りました。さわさかえさんといえば、当時カラーシリーズでは他の作品も手がけ、高尚なものが多かった記憶があります。それゆえ当時9歳だった私には、理解ができなったのでしょうね。ネット検索しても内容までふれているものは全く無く、半ばあきらめていたので本当に感謝しています。(父の楽譜の表紙には確かに「ホーム・スイート・ホーム」とかいてあります)(M子・ヨロZさん・02/12/21)