●依頼No.528 依頼者:きーたんさん
杉本啓子・弟の死でグレてしまった少女の話について
作者が杉本啓子さんなのは確かです。マンガのタイトルが『赤いふうせん』のような気がして探しているのですが、検索してもヒットしませんでした。冒頭シーンは、小さな姉弟が公園で遊んでいて、弟が赤い風船を持っててジャングルジムかブランコかなんかで遊んでいて、姉が目を離したすきに誤っ
て落ちて死んでしまいます。姉の責任だと母親が責め、それ以来母親に見放され施設に入った少女は、トラウマを抱えながら心を閉ざしてしまうのですが、ある新米女教師と出会い、少しずつ心を開いていくというお話でした。子供心に、弟が落ちて死んだシーンが血まみれで生々しく、グレてしまった少女も印象的でいまだに覚えている作品です。少女フレンドに載った記憶がありますが、どなたかこの作品に心あたりがあれば教えてください。
●こんばんは!お探しの作品ですが、『この小さな叫び!』というタイトルで、「別冊少女フレンド」の1974年8月号に掲載されました。ラストで先生がたくさんの風船を持って外への扉を開いてあげるシーンがとても印象深い作品でした。蛇足でごめんなさい…少女は施設じゃなく、家の物置に心を閉ざしたまま半年間も閉じこもっていました。少女はあゆみちゃん(小学1年生)、姉思いのやさしい弟は信男ちゃん、新米教師の先生は広子先生という名前でした。
(hoshiharaさん・03/01/19)
●hoshihara様、情報どうもありがとうございました!まさか本当に解明するとは思ってませんでしたので、本当に感激です。小さい頃のうろ覚えが今になってはっきり分かるなんて、不思議な気持ちです。この作品は、単行本には収録されていないようなのですが、もう一度ぜひ読みたいと思います。1974年8月号という詳しい情報までいただきましたので、古本屋で当時の「別冊少女フレンド」を探してみようと思っています。重ねがさね、情報をくださって本当にありがとうございました。(きーたんさん・03/01/22)